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遠心分離機用滅菌装置
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- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 ロータを収容するチャンバを有し、該チャンバ内に薬液を散布して滅菌する遠心分離機用滅菌装置において、前記薬液が高圧で封入されているカートリッジ式の薬液加圧ボンベを有し、該薬液加圧ボンベと前記チャンバとの間を接続する薬液パイプを設けたことを特徴とする遠心分離機用滅菌装置。
【請求項2】 前記薬液パイプには、前記薬液の送出を制御するコックが設けられていることを特徴とする請求項1記載の遠心分離機用滅菌装置。【請求項3】 前記薬液加圧ボンベは、前記滅菌装置を有する遠心分離機に設けた固定具を介して、該遠心分離機に対し着脱自在であることを特徴とする請求項1記載の遠心分離機用滅菌装置。
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- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は遠心分離機用滅菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の滅菌装置付き遠心分離機は、薬液タンク、薬液を送り出すポンプ、パイプ、薬液をチャンバ内に噴霧状に放出する放出部、排液を送るパイプ、排液タンクを用いて滅菌装置を構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の遠心分離機用滅菌装置には薬液タンクに納められた薬液を滅菌しようとするチャンバ内部まで圧縮して送るポンプが必要であった。
【0004】本考案の目的は、遠心分離機用滅菌装置の簡略化及び小形化を図ると共に、カートリッジ式薬液加圧ボンベの取り扱いを容易にすることである。【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため本考案では、薬液が高圧で封入されているカートリッジ式の薬液加圧ボンベとチャンバとの間を薬液パイプによって接続することにより達成される。また薬液パイプに薬液の送出を制御するコックを設けることにより達成される。更に薬液加圧ボンベを滅菌装置を有する遠心分離機に設けた固定具を介して、遠心分離機に対し着脱自在に設けることにより達成される。【0006】
【作用】本考案は本体に固設されたカートリッジ式薬液加圧ボンベより薬液パイプと放出部で遠心分離機内へ薬液を加圧散布するため従来の薬液タンク、薬液ポンプが不要となるため装置が簡略化し、操作性がよくなり薬液の取扱いが安全となる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案を説明する。
【0008】図1は本考案の遠心分離機用滅菌装置の一実施例の要部の断面図である。図において、1は固定具、2はカートリッジ式薬液加圧ボンベ(以下カートリッジと称す)、3はコック、4は薬液パイプ、5は放出部、6はチャンバ、7は排液パイプ、8は排液タンク、9は遠心機蓋、10はロータである。また、図2はカートリッジ式薬液加圧ボンベの取付け例を示す斜視図である。図2に示す遠心機蓋9の上部に固定具1を設ける。固定具1は板金をカートリッジ2の側面にあった形状に加工したものである。カートリッジ2を両側面から固定し取外し可能な構造とする。カートリッジ2は、液体を高圧で封入可能な強度を持っているものとする。コック3はカートリッジ2と薬液パイプ4の間に接続されており、カートリッジ2からでる圧縮された薬液を薬液パイプ放出部5へ止めたり送ったりする開閉弁として機能する。薬液パイプ4を経て薬液は放出部5へ送られる。放出部5には高圧で送り込まれた薬液をチャンバ6内に噴霧するために微小な孔を多く設けてある。
【0009】図3は本考案の遠心分離機用滅菌装置の他の実施例の断面図である。図3において、4A、4Bは薬液パイプ、5A、5Bは放出部、そして7Aは排液パイプである。また、図4はカートリッジ式薬液加圧ボンベの取付け例を示す斜視図である。図3、4において、12は収納部ドアである。カートリッジ2の収納場所を遠心分離機の側面に設け、薬液パイプ4A、4Bで薬液を、それぞれ、チャンバ6の側面の放出部5A、放出部5Bへ分岐させており、遠心機蓋9の上部のスペースは遠心機蓋9の開閉のため平らにしている。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、遠心分離機の滅菌装置の薬液タンクとポンプの機能を一体化したカートリッジ式薬液加圧ボンベを用いることにより装置の簡略化、小形化が図れる。また、カートリッジ式薬液加圧ボンベ取扱場所を外部や外部から開閉できる場所に設けるため、操作性がよくなり、薬液の取扱いが安全となる。
- 【登録番号】第2556393号
【登録日】平成9年(1997)8月15日
【発行日】平成9年(1997)12月3日
【考案の名称】遠心分離機用滅菌装置
- 【出願番号】実願平3−44924
【出願日】平成3年(1991)6月14日
【出願人】
【識別番号】000005094
【氏名又は名称】日立工機株式会社
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