多機能はさみ
- 【要約】
【課題】甲殻類を切断し、甲殻類から肉を取り出すことができる多機能はさみを実現する。
【解決手段】 例えば、甲殻類を食べる際に用いるために、切断およびこすり落とすよう構成された多機能はさみ100である。多機能はさみ100は、掻き器として機能する延長部101を含むことができる。多機能はさみ100はまた、刃の先端部がフォークを形成するように構成することもできる。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
第1の握り部と、第1の切断端と、第1の先(tine)とを含む第1のレバーであって、前記第1の先は、前記第1の握り部から離れて向いている前記第1の切断端の端部に位置付けられている、第1のレバーと、
第2の握り部と、第2の切断端と、第2の先とを含む第2のレバーであって、前記第2の先は、前記第2の握り部から離れて向いている前記第2の切断端の端部に位置付けられている、第2のレバーと、
前記第1のレバーに結合された掻き器であって、前記掻き器は前記第1の握り部を越えて延びている、掻き器と、
前記第1のレバーと前記第2のレバーとを移動可能に結合する支点であって、前記支点は、前記握り部と前記切断端との間に位置付けられ、且つ、前記第1の切断端と前記第2の切断端とは、1丁のはさみの形態で切断するために、開位置と閉位置との間で動くように構成され、そして、前記第1の先と前記第2の先は、前記第1および第2の切断端が前記閉位置にある場合に間隔が空いたフォークを形成する、支点と、
を備えた多機能はさみ。
【請求項2】
前記掻き器は、前記第1のレバーに着脱可能に結合されている、請求項1に記載の多機能はさみ。
【請求項3】
前記掻き器はさらにフォークを含んでいる、請求項2に記載の多機能はさみ。
【請求項4】
第1の握り部と第1の切断端と第1の先と第2の先とを含む第1のレバーであって、前記第1および第2の先はフォークを形成し、
前記第1の先および前記第2の先は、前記第1の握り部から離れて向いている前記第1の切断端の端部で位置付けられている、第1のレバーと、
第2の握り部と第2の切断端とを含む第2のレバーと、
前記第1のレバーと前記第2のレバーとを移動可能に結合する支点であって、前記支点は、前記握り部と前記切断端との間に位置付けられ、且つ、前記第1の切断端と前記第2の切断端とは、1丁のはさみの形態で切断するために、開位置と閉位置との間で動くように構成され、そして、前記第1の先と前記第2の先は間隔が空いたフォークを形成する、支点と、
を備えた多機能はさみ。
【請求項5】
前記第1のレバーまたは前記第2のレバーのどちらかからの延長部の上に掻き器をさらに備え、前記掻き器は、前記第1または第2の握り部を越えて延びている、請求項4に記載の多機能はさみ。
【請求項6】
前記掻き器は、前記第1または第2のレバーに着脱可能に結合されている、請求項5に記載の多機能はさみ。
【請求項7】
前記掻き器はさらにフォークを含んでいる、請求項6に記載の多機能はさみ。
【請求項8】
第1の握り部と、第1の切断端と、第1の先とを含む第1のレバーであって、前記第1の先は、前記第1の握り部から離れて向いている前記第1の切断端の端部に位置付けられている、第1のレバーと、
第2の握り部と、第2の切断端と、第2の先とを含む第2のレバーであって、前記第2の先は、前記第2の握り部から離れて向いている前記第2の切断端の端部に位置付けられている、第2のレバーと、
前記第1のレバーと前記第2のレバーとを移動可能に結合する支点であって、前記支点は、前記握り部と前記切断端との間に位置付けられ、且つ、前記第1の切断端と前記第2の切断端とは、1丁のはさみの形態で切断するために、開位置と閉位置との間で動くように適合され、そして、前記第1の先と前記第2の先は、前記第1および第2の切断端が前記閉位置にある場合に間隔が空いたフォークを形成する、支点と、
を備えた多機能はさみ。
【請求項9】
前記第1および第2の先は、互いの方に向かって曲げられている、請求項8に記載の多機能はさみ。
【請求項10】
前記第1および第2の先は、互いの方に向かって湾曲している、請求項8に記載の多機能はさみ。
【請求項11】
前記第1および第2の先は、互いから離れるように曲げられている、請求項8に記載の多機能はさみ。
【請求項12】
前記第1および第2の先は、互いから離れるように湾曲している、請求項8に記載の多機能はさみ。
【請求項13】
前記第1および第2の先のうちの少なくとも一方は凹状縁を含んでいる、請求項8に記載の多機能はさみ。
【請求項14】
第1の握り部と第1の切断端とを含む第1のレバーと、
第2の握り部と第2の切断端とを含む第2のレバーと、
前記第1のレバー上の掻き器であって、前記掻き器は前記第1および第2の握り部を越えて延びている、掻き器と、
前記第1および第2のレバーを移動可能に結合する支点であって、前記支点は、前記握り部と前記切断端との間に位置付けられ、且つ、前記第1の切断端と前記第2の切断端とは、1丁のはさみの形態で切断するために、開位置と閉位置との間で動くように構成されている、支点と、
を備えた多機能はさみ。
【請求項15】
前記掻き器は、前記レバーに着脱可能に結合されている、請求項14に記載の多機能はさみ。
【請求項16】
前記掻き器は、フォークをさらに含んでいる、請求項15に記載の多機能はさみ。
- 【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、多機能はさみに関し、特に、甲殻類を切断し、甲殻類から肉を取り出すための多機能はさみである。
【背景技術】
【0002】
ロブスターやカニなど甲殻類を食べるのは、難しく、時間がかかり、面倒である。甲殻類の殻を割るのにハンマー、ナイフおよび/またはくるみ割り器が用いられてきた。すると、殻の断片を分離し、肉を取り出すことができる。
【考案の開示】
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、ハンマーおよび/またはくるみ割り器を用いると、肉を粉々にし、またはその他の方法で肉を傷つける可能性があり、その結果、食べられる肉をより少量しか取り出せなくしてしまう。さらに、ハンマーおよび/またはくるみ割り器を用いると、殻の小片ができ、肉と混ざってしまう可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本考案は、甲殻類を切断し、甲殻類から肉を取り出すために設計された1丁のはさみ(多機能はさみ)である。例えば、甲殻類を食べる際に用いるために、切断およびこすり落とすように構成された多機能はさみである。本考案の多機能はさみは、掻き器として機能する延長部を含むことができる。本考案の多機能はさみはまた、刃の先端部がフォークを形成するように構成することもできる。
本考案に係る多機能はさみは、第1の握り部と、第1の切断端と、第1の先(tine)とを含む第1のレバーであって、前記第1の先は、前記第1の握り部から離れて向いている前記第1の切断端の端部に位置付けられている、第1のレバーと、第2の握り部と、第2の切断端と、第2の先とを含む第2のレバーであって、前記第2の先は、前記第2の握り部から離れて向いている前記第2の切断端の端部に位置付けられている、第2のレバーと、前記第1のレバーに結合された掻き器であって、前記掻き器は前記第1の握り部を越えて延びている、掻き器と、前記第1のレバーと前記第2のレバーとを移動可能に結合する支点であって、前記支点は、前記握り部と前記切断端との間に位置付けられ、且つ、前記第1の切断端と前記第2の切断端とは、1丁のはさみの形態で切断するために、開位置と閉位置との間で動くように構成され、そして、前記第1の先と前記第2の先は、前記第1および第2の切断端が前記閉位置にある場合に間隔が空いたフォークを形成する、支点と、を備える。
ある好適な実施形態において、前記掻き器は、前記第1のレバーに着脱可能に結合されている。
ある好適な実施形態において、前記掻き器はさらにフォークを含んでいる。
本考案に係る他の多機能はさみは、第1の握り部と第1の切断端と第1の先と第2の先とを含む第1のレバーであって、前記第1および第2の先はフォークを形成し、前記第1の先および前記第2の先は、前記第1の握り部から離れて向いている前記第1の切断端の端部で位置付けられている、第1のレバーと、第2の握り部と第2の切断端とを含む第2のレバーと、前記第1のレバーと前記第2のレバーとを移動可能に結合する支点であって、前記支点は、前記握り部と前記切断端との間に位置付けられ、且つ、前記第1の切断端と前記第2の切断端とは、1丁のはさみの形態で切断するために、開位置と閉位置との間で動くように構成され、そして、前記第1の先と前記第2の先は間隔が空いたフォークを形成する、支点と、を備える。
ある好適な実施形態において、前記第1のレバーまたは前記第2のレバーのどちらかからの延長部の上に掻き器をさらに備え、前記掻き器は、前記第1または第2の握り部を越えて延びている。
ある好適な実施形態において、 前記掻き器は、前記第1または第2のレバーに着脱可能に結合されている。
ある好適な実施形態において、前記掻き器はさらにフォークを含んでいる。
本考案に係る更に他の多機能はさみは、第1の握り部と、第1の切断端と、第1の先とを含む第1のレバーであって、前記第1の先は、前記第1の握り部から離れて向いている前記第1の切断端の端部に位置付けられている、第1のレバーと、第2の握り部と、第2の切断端と、第2の先とを含む第2のレバーであって、前記第2の先は、前記第2の握り部から離れて向いている前記第2の切断端の端部に位置付けられている、第2のレバーと、
前記第1のレバーと前記第2のレバーとを移動可能に結合する支点であって、前記支点は、前記握り部と前記切断端との間に位置付けられ、且つ、前記第1の切断端と前記第2の切断端とは、1丁のはさみの形態で切断するために、開位置と閉位置との間で動くように適合され、そして、前記第1の先と前記第2の先は、前記第1および第2の切断端が前記閉位置にある場合に間隔が空いたフォークを形成する、支点と、を備える。
ある好適な実施形態において、前記第1および第2の先は、互いの方に向かって曲げられている(angled)。
ある好適な実施形態において、前記第1および第2の先は、互いの方に向かって湾曲している(curved)。
ある好適な実施形態において、前記第1および第2の先は、互いから離れるように曲げられている。
ある好適な実施形態において、前記第1および第2の先は、互いから離れるように湾曲している。
ある好適な実施形態において、前記第1および第2の先のうちの少なくとも一方は凹状縁を含んでいる。
本考案に係る更に他の多機能はさみは、第1の握り部と第1の切断端とを含む第1のレバーと、第2の握り部と第2の切断端とを含む第2のレバーと、前記第1のレバー上の掻き器であって、前記掻き器は前記第1および第2の握り部を越えて延びている、掻き器と、前記第1および第2のレバーを移動可能に結合する支点であって、前記支点は、前記握り部と前記切断端との間に位置付けられ、且つ、前記第1の切断端と前記第2の切断端とは、1丁のはさみの形態で切断するために、開位置と閉位置との間で動くように構成されている、支点と、を備える。
ある好適な実施形態において、前記掻き器は、前記レバーに着脱可能に結合されている。
ある好適な実施形態において、前記掻き器は、フォークをさらに含んでいる。
【考案の効果】
【0005】
本考案によれば、甲殻類を切断し、甲殻類から肉を取り出すために設計された1丁のはさみ(多機能はさみ)を実現することができる。 本考案の多機能はさみによれば、例えば、甲殻類を食べる際に用いるために、甲殻類を切断し、そして甲殻類から肉をこすり落とすことができる。
- 【登録番号】実用新案登録第3153578号(U3153578)
【登録日】平成21年8月19日(2009.8.19)
【発行日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【考案の名称】多機能はさみ
- 【出願番号】実願2009−4440(U2009−4440)
【出願日】平成21年6月29日(2009.6.29)
【出願人】
【識別番号】509183110
【氏名又は名称】
【氏名又は名称原語表記】Kevin Lau
【住所又は居所原語表記】12775 Adolphia Ct. San Diego, California, 92129, USA
【識別番号】509183121
【氏名又は名称】
【氏名又は名称原語表記】Ji Hoon Lee
【住所又は居所原語表記】12775 Adolphia Ct. San Diego, California, 92129, USA
- 【代理人】
【識別番号】100115510
【弁理士】
【氏名又は名称】手島 勝
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