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ハサミ
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- 【要約】
【課題】ユーザの指の疲労を和らげることができる美理容用のハサミを提供する。
【解決手段】リング型把手141の内壁側には凸部151が形成されている。ハサミ100の使用中に、凸部151がユーザの指に当たることにより、ユーザの指のツボが刺激され、ユーザの疲労が緩和される。本ハサミによれば、ユーザがハサミの使用中に、各凸部によって、ユーザの指のツボが刺激され、結果的に、ユーザは体調を整えることが可能である。また、ユーザは自らの指が各凸部に当たる位置や度合いを調節することができるので、ユーザの好みに応じて、指のツボを刺激することができる。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
第一鋏部材と第二鋏部材とからなるハサミであって、
前記第一鋏部材及び前記第二鋏部材は各々の回動中心点において相互に回動自在に連結され、前記第一鋏部材及び前記第二鋏部材の各々には、前記回動中心点を中心として一方の側に把手部が、他方の側に切断部が形成されており、前記回動中心点を中心として前記把手部を回動させることにより前記切断部も回動させることができ、
前記第一鋏部材及び前記第二鋏部材の前記把手部の各々はユーザの指を挿入することができるリング状把手を有しており、
前記第一鋏部材及び前記第二鋏部材の前記リング状把手の何れか一方には前記回動中心点に関して前記切断部とは反対側の方向に延びる指掛け部が形成されており、
前記第一鋏部材及び前記第二鋏部材の前記リング状把手の少なくとも何れか一方の内壁上であって他方の鋏部材に対向する側の位置、前記指掛け部上であって、前記ハサミの外側を向く面上の位置、及び、前記指掛け部が形成されている前記第一鋏部材または前記第二鋏部材の前記リング型把手と前記回動中心点との間の位置であって、前記ハサミの外側を向く面上の位置の少なくとも何れか一つにおいて、ユーザの指のツボを刺激する凸部が形成されているハサミ。
【請求項2】
前記凸部は磁石または貴金属からなるものであることを特徴とする請求項1に記載のハサミ。
【請求項3】
前記凸部は着脱自在に前記ハサミに取り付けられるものであることを特徴とする請求項1または2に記載のハサミ。
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- 【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案はハサミ、特に、理美容用のハサミに関する。
【背景技術】
【0002】
理容店または美容店で使われる理容または美容用のハサミとして、ユーザ(理容師または美容師)の疲労を緩和する機能を有するハサミがいくつか提案されている。
【0003】
その一つが実用新案登録第3077117号公報に記載されている。
【0004】
図2は同公報に記載されているハサミの平面図である。
【0005】
図2に示すハサミ500は第一鋏部材510と第二鋏部材520とからなり、第一鋏部材510及び第二鋏部材520は各々の回動中心点530において相互に回動自在に連結されている。
【0006】
第一鋏部材510及び第二鋏部材520の各々には、回動中心点530を中心として一方の側に把手部540が、他方の側に切断部550が形成されており、回動中心点530を中心として把手部540を回動させることにより切断部550も回動させることができる。
【0007】
第一鋏部材510及び第二鋏部材520の把手部540の各々はユーザの指を挿入することができるリング状把手541を有している。ユーザは一方の手(例えば、右手)の親指と薬指とをリング型把手541に差し込んだ状態でハサミ500を使用する。
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0008】
図2に示したハサミ500においては、把手部540と切断部550の少なくとも何れか一方が多元素鉱物を含有している。
【0009】
多元素鉱物とは、例えば、花崗岩、真珠岩、松脂岩、トルマリン(電気石)のように珪素を主成分として含む鉱物を指す。
【0010】
この多元素鉱物はマイナスイオンを出すことが知られている。このマイナスイオンの作用により、ハサミ500を持つ指の血行が促進され、指の疲労を和らげることが可能である、とされている。
【0011】
多元素鉱物が放出するマイナスイオンにより指の疲労を和らげるためには、多量のマイナスイオンを放出させることが必要であり、そのためには、多量の多元素鉱物を使用することが必要となる。
【0012】
しかしながら、ハサミ500の把手部540及び切断部550の双方に多元素鉱物を使用したとしても、使用される多元素鉱物の量は多くはなく、ユーザの指の疲労を和らげることができる程度のマイナスイオンの放出は現実問題として到底不可能である。
【0013】
本考案はこのような従来のハサミにおける問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの指の疲労を和らげる効果を確実に奏することができるハサミ、特に、美理容用のハサミを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
以下に、「考案の実施の形態」において使用される参照符号を用いて、上述の課題を解決するための手段を説明する。これらの参照符号は、「実用新案登録請求の範囲」の記載と「考案の実施の形態」の記載との間の対応関係を明らかにするためにのみ付加されたものであり、「実用新案登録請求の範囲」に記載されている考案の技術的範囲の解釈に用いるべきものではない。
【0015】
上記の目的を達成するため、本考案は、第一鋏部材(110)と第二鋏部材とからなるハサミであって、前記第一鋏部材(110)及び前記第二鋏部材(120)は各々の回動中心点(130)において相互に回動自在に連結され、前記第一鋏部(110)材及び前記第二鋏部材(120)の各々には、前記回動中心点(130)を中心として一方の側に把手部(140)が、他方の側に切断部(150)が形成されており、前記回動中心点(130)を中心として前記把手部(140)を回動させることにより前記切断部(150)も回動させることができ、前記第一鋏部材(110)及び前記第二鋏部材(120)の前記把手部(140)の各々はユーザの指を挿入することができるリング状把手(141、142)を有しており、前記第一鋏部材(110)及び前記第二鋏部材(120)の前記リング状把手(141、142)の何れか一方(142)には前記回動中心点(130)に関して前記切断部(150)とは反対側の方向に延びる指掛け部(144)が形成されており、前記第一鋏部材(110)及び前記第二鋏部材(120)の前記リング状把手(141、142)の少なくとも何れか一方の内壁上であって他方の鋏部材に対向する側の位置、前記指掛け部(144)上であって、前記ハサミ(100)の外側を向く面上の位置、及び、前記指掛け部(144)が形成されている前記第一鋏部材(110)または前記第二鋏部材(120)の前記リング型把手(142)と前記回動中心点(130)との間の位置であって、前記ハサミ(100)の外側を向く面上の位置の少なくとも何れか一つにおいて、ユーザの指のツボを刺激する凸部(151、152、153、154)が形成されているハサミ(100)を提供する。
【0016】
前記凸部(151、152、153、154)は、例えば、磁石または貴金属からなるものであることが好ましい。
【0017】
前記凸部(151、152、153、154)は着脱自在に前記ハサミ(100)に取り付けられるものであることが好ましい。
【考案の効果】
【0018】
本考案に係るハサミによれば、ユーザがハサミの使用中に、各凸部によって、ユーザの指のツボが刺激され、疲労が緩和され、結果的に、ユーザは体調を整えることが可能である。また、ユーザは自らの指が各凸部に当たる位置や度合いを調節することができるので、ユーザの好みに応じて、指のツボを刺激することができる。
- 【登録番号】実用新案登録第3154700号(U3154700)
【登録日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【発行日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【考案の名称】ハサミ
- 【出願番号】実願2009−5621(U2009−5621)
【出願日】平成21年8月7日(2009.8.7)
【出願人】
【識別番号】000137546
【氏名又は名称】株式会社マルト長谷川工作所
- 【代理人】
【識別番号】100096105
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 広
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