被膜剥離ハサミ構造
- 【要約】
【課題】電線の被膜を迅速に除去し、銅線が回収可能な被膜剥離ハサミ構造を提供する。
【解決手段】被膜剥離ハサミ構造は、ハサミ体10の上くちばし部11及び下くちばし部12に設置する相互に対応するブレード台13のブレード14、サポートバー15からなり、電線をブレード14とサポートバー15との間に挟み、ブレード14は電線の被膜をカットし、ハサミ体10のブレード台13のブレード14とサポートバー15が電線に沿って被膜を移動し除去する。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
被膜剥離ハサミ構造であって、ハサミ体の上くちばし部及び下くちばし部に設置する相互に対応するブレード台のブレード、サポートバーからなり、
該ブレード台のブレードと該サポートバーとの間に、電線を挟み、該ブレードは、電線の被膜に切り込み、
該ハサミ体のブレード台のブレード、該サポートバーが、電線に沿って移動すると、該ブレードは被膜をカットし除去したことを特徴とする、被膜剥離ハサミ構造。
【請求項2】
前記ハサミ体の前記上くちばし部及び下くちばし部には、組合せ孔を設置し、これらに前記ブレード台、前記サポートバーを設置したことを特徴とする請求項1記載の被膜剥離ハサミ構造。
【請求項3】
前記サポートバーには、前記軸カバーを被せたことを特徴とする請求項1記載の被膜剥離ハサミ構造。
【請求項4】
前記ブレード台、前記サポートバーは、前記ハサミ体の上くちばし部及び下くちばし部と一体成型とすることができることを特徴とする、請求項1記載の被膜剥離ハサミ構造。
- 【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、被膜剥離ハサミ構造に関し、特にハサミ体のくちばし位置に、電線を挟んで制御できるブレード、サポートバーを設置し、ブレードは電線の被膜をカットできるため、電線の被膜を迅速に除去し、銅線が回収可能な被膜剥離ハサミ構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の被膜剥離ハサミは、電線の端の少しの部分の被膜を剥離できるだけであったため、電線全体の被膜を除去することはできなかった。そのため、電線の被膜を剥離し銅線を回収するため、従来は、以下の2種の方式が用いられていたが、それぞれに欠点が存在する。
1.人が手でカッターナイフを持ち、電線の被膜を削る方式は、労力、時間の浪費で、しかもブレードが銅線を傷つける例も多い。
2.専用の「被膜剥離機」を用いる方式では、該被膜剥離機が大きく、構造が複雑で、高価であるため、大量に電線を回収する専門工場での使用に限られ、一般の人が使用するには適していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3084279号公報
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
本考案が解決しようとする課題は、ハサミ体のくちばし位置に、電線を挟んで制御できるブレード、サポートバーを設置し、ブレードは電線の被膜をカットできるため、電線の被膜を迅速に除去し、銅線が回収可能な被膜剥離ハサミ構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本考案は下記の被膜剥離ハサミ構造を提供する。
被膜剥離ハサミ構造は、ハサミ体の上くちばし部、及び、下くちばし部に設置する、相互に対応するブレード台、ブレード、サポートバーからなり、これらにより、電線を挟み、該ブレードは、電線の被膜をカットして、電線の被膜を銅線から剥離することができる。
【0006】
すなわち、請求項1の考案は、被膜剥離ハサミ構造であって、ハサミ体の上くちばし部及び下くちばし部に設置する相互に対応するブレード台のブレード、サポートバーからなり、該ブレード台のブレードと該サポートバーとの間に、電線を挟み、該ブレードは、電線の被膜に切り込み、該ハサミ体のブレード台のブレード、該サポートバーが、電線に沿って移動すると、該ブレードは被膜をカットし除去したことを特徴とする。
【0007】
請求項2の考案は、請求項1記載の被膜剥離ハサミ構造において、前記ハサミ体の前記上くちばし部及び下くちばし部には、組合せ孔を設置し、これらに前記ブレード台、前記サポートバーを設置したことを特徴とする。
【0008】
請求項3の考案は、請求項1記載の被膜剥離ハサミ構造において、前記サポートバーには、前記軸カバーを被せたことを特徴とする。
【0009】
請求項4の考案は、請求項1記載の被膜剥離ハサミ構造において、前記ブレード台、前記サポートバーは、前記ハサミ体の上くちばし部及び下くちばし部と一体成型とすることができることを特徴とする。
【考案の効果】
【0010】
本考案被膜剥離ハサミ構造は、ハサミ体のくちばし位置に、電線を挟んで制御できるブレード、サポートバーを設置し、ブレードは電線の被膜をカットできるため、電線の被膜を迅速に除去し、銅線を回収可能することができる。
- 【登録番号】実用新案登録第3156387号(U3156387)
【登録日】平成21年12月2日(2009.12.2)
【発行日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【考案の名称】被膜剥離ハサミ構造
- 【出願番号】実願2009−7339(U2009−7339)
【出願日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【出願人】
【識別番号】509286592
【氏名又は名称】
- 【代理人】
【識別番号】100111442
【弁理士】
【氏名又は名称】小原 英一
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