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プロッタ用ペン
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- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 光センサによるペン種別検出のための検出部材を有し、プロッタで交換可能にして用いられるプロッタ用ペンにおいて、軸筒の凹溝に設けられた弾性リングと軸筒の外段部との間に筒状の検出部材及び筒状の非検出部材を設けたことを特徴とするプロッタ用ペン。
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- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多数のペンを交換使用するプロッタに用いられるプロッタ用ペンに関する。
【0002】
【従来の技術】プロッタ用ペンを格納するペン格納部と、記録面上を自在に移動するキャリッジに設置された移動部ペンホルダとを有し、両者の相対移動によりプロッタ用ペンを自動交換可能にしてなるプロッタは公知であり、かかるプロッタにてプロッタ用ペンの有無または種別(種類)を判別するに当たっては、従来は専ら光センサが用いられていた。すなわち、光センサはプロッタ用ペンの有無および種類の検出が可能な位置に設けられ、プロッタ用ペンの光センサ対応位置には検出部材と非検出部材が選択的に設けられ、検出部材は光を反射し、非検出部材は光を反射させない構成となっている。しかし、従来のプロッタ用ペンは、ホルダーより軸筒を外した時に検出部材と非検出部材が外れないようにするために、検出部材と非検出部材を軸筒に圧入したり凹部に落とし込んで設けていた。【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、軸筒に検出部材と非検出部材を圧入したり落とし込んだものは、取り外しができず検出部材と非検出部材の位置を変更することは不可能であった。本考案は、上記課題を解消したプロッタ用ペンを提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】軸筒に外段部と凹溝を形成し、凹溝に弾性リングを嵌め込み、該弾性リングと外段部の間に検出部材と非検出部材を設けたものである。このことにより、検出部材及び非検出部材の取り付けが容易となり、かつ弾性リングを外すことにより簡単に検出部材と非検出部材が取り外せ、検出部材と非検出部材の位置を変更できるものである。
【0005】
【実施例】先ず、軸筒1に検出部材2と非検出部材3を設けた実施例を図2により説明する。軸筒1の後部に外段部1Aを形成するとともに軸筒1の前部に凹溝1Bを形成する。該軸筒1の筒部1Cに筒状の検出部材2と非検出部材3を任意に選択して複数外嵌する。さらに軸筒1の凹溝1Bに、検出部材2と非検出部材3の内径より取付時外径が大きいゴム製のOリング4を嵌め込み、Oリング4と軸筒1の外段部1Aの間に前記検出部材2及び非検出部材3を設ける。したがって、軸筒1をホルダー5に取り付けていない状態でも、検出部材2や非検出部材3が軸筒1より外れることはない。上記実施例は弾性リングとしてゴム製のOリング4を用いたが、弾性リングとしては弾力のある部材で構成されていればよく、例えば断面C型の弾性リングでもよい。又、検出部材2は光を反射するために光沢金属色で形成し、非検出部材3は光を反射させないように黒色で形成する。しかし、検出部材2及び非検出部材3については従来種々のものが使用されているが、本考案においても種々の手段が利用できるものである。
【0006】次に図2により説明した検出部材2と非検出部材3を設けた軸筒1をプロッタ用ペンに使用した実施例を図1により説明する。軸筒1の前部にホルダー5を螺合し、ホルダー5の後部内面にOリング4を圧接し、ホルダー5の後端と軸筒1の外段部1Aにより検出部材2と非検出部材3を挾持する。このホルダー5と軸筒1内に、チャック6により芯7を保持したり芯7を繰り出すシャープペンシル体を内蔵する。尚、ホルダー5と軸筒1内に内蔵される筆記体はシャープペンシル体に限定されるものではなく、インキペンやボールペンでもよい。
【0007】又、本考案のプロッタ用ペンに設けられる検出部材と非検出部材の数は何ら限定されるものではない。
【0008】
【考案の効果】以上説明した本考案のプロッタ用ペンは、検出部材と非検出部材を容易に取り外すことができ、使用目的によって検出部材と非検出部材を簡単に変更できる効果が奏せられるものである。
- 【登録番号】第2597942号
【登録日】平成11年(1999)5月21日
【発行日】平成11年(1999)7月26日
【考案の名称】プロッタ用ペン
- 【出願番号】実願平5−22501
【出願日】平成5年(1993)4月5日
【出願人】
【識別番号】000111904
【氏名又は名称】パイロットプレシジョン株式会社
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