スポンサード リンク
消ゴム等のカバ―付き文具
スポンサード リンク
- 【要約】
【課題】 消ゴム等の本体の外周部に密着させて被覆するカバーの寸法精度を緩和することができ、かつ、資源を有効に活用して廃棄物を減らすことができる消ゴム等のカバー付き文具を提供する。
【解決手段】 ペットボトル4等のパッケージ5に使用されているシュリンクフィルム2を再利用して形成した両端を開口したスリーブ状のカバー1と、そのカバー1を外周部に密着させて被覆された消ゴム等の本体とから成る。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 ペットボトル4等のパッケージ5に使用されているシュリンクフィルム2を再利用して形成した両端を開口したスリーブ状のカバー1と、そのカバー1を外周部に密着させて被覆された消ゴム等の本体とから成る消ゴム等のカバー付き文具。
スポンサード リンク
- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はカバーの付いた消ゴム等の文具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な消ゴムは、消ゴム本体の外周部を紙製のスリーブ状のカバーで被覆しているが、カバーが消ゴム本体に密着するようにカバーの寸法精度を高める必要があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、消ゴム等の本体の外周部に密着させて被覆するカバーの寸法精度を緩和することができ、かつ、資源を有効に活用して廃棄物を減らすことができる消ゴム等のカバー付き文具の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の消ゴム等のカバー付き文具は、ペットボトル4等のパッケージ5に使用されているシュリンクフィルム2を再利用して形成した両端を開口したスリーブ状のカバー1と、そのカバー1を外周部に密着させて被覆された消ゴム等の本体とから成る、という構成を採るものである。
【0005】
【作用】
シュリンクフィルム2で形成したスリーブ状のカバー1を消ゴム等の本体の外周部に被せて加熱すると、シュリンクフィルム2が縮んでカバー1が消ゴム等の本体に密着するので、スリーブ状に形成するカバー1の内径寸法をそれ程厳密に設定する必要がない。また、シュリンクフィルム2はペットボトル4等のパッケージ5に使用されていたものを再利用するので、廃棄物が減少して資源の有効な活用に寄与することができる。
【0006】
【実施例】
以下、図示した本考案の実施例について説明する。まず、図3に示すように、ペットボトル4のパッケージ5として使用されているシュリンクフィルム2を剥がして、そのシュリンクフィルム2により断面が矩形のスリーブ状のカバー1を形成する。
【0007】
次に、そのカバー1を消ゴム本体3の外周部に被せる。カバー1の内径は消ゴム本体3の外径より少し大きくすればよく、寸法をそれほど厳密に設定する必要はない。そして、図4に示すように、シュリンクフィルム2を加熱して収縮させるとカバー1が消ゴム本体3の外周面に密着する。
【0008】
すなわち、この実施例の消ゴムは、図1及び図2に示すように、シュリンクフィルム2で形成した角形スリーブ状のカバー1で消ゴム本体3の外周部を被覆するとともに、そのカバー1と消ゴム本体3とを密着させた構造になっている。そして、そのシュリンクフィルム2はペットボトル4のパッケージ5として使用されていたものを再利用している。
【0009】
ところで、ペットボトル4のパッケージ5として使用されていたシュリンクフィルム2には商標、その他の表示がなされているが、その表示は消さずに、そのままカバー1の装飾として利用する。それらの表示は消ゴムとは全く無関係であり、これが却って意外性になり、ミスマッチのおもしろさがある装飾となる。
【0010】
【考案の効果】
本考案の消ゴム等のカバー付き文具は上記の通りであり、シュリンクフィルム2によってカバー1を形成したことにより、そのカバー1の内径寸法に多少のバラツキがあってもシュリンクフィルム2を加熱することによって容易にカバー1を消ゴム等の本体の外周部に密着させることができるので、カバー1の寸法精度を緩和することができる利点がある。
また、シュリンクフィルム2はペットボトル等のパッケージに使用されていたものを再利用するので、廃棄物を減らして資源の有効活用に寄与することができる。
また、ペットボトル等のパッケージに使用されていたシュリンクフィルム2には商標、その他の表示がなされているが、その表示を消さずにそのままカバー1の装飾として利用することができ、しかも、それらの表示は消ゴム等とは全く無関係なので却って意外性があってミスマッチのおもしろさが生じ、需要者の注意を惹きやすくなるという利点もある。
- 【登録番号】実用新案登録第3064335号(U3064335)
【登録日】平成11年9月16日(1999.9.16)
【発行日】平成12年1月14日(2000.1.14)
【考案の名称】消ゴム等のカバ―付き文具
- 【出願番号】実願平11−3682
【出願日】平成11年5月27日(1999.5.27)
【出願人】
【識別番号】593157220
【氏名又は名称】サンスター文具株式会社
- 【代理人】
【識別番号】100060896
【弁理士】
【氏名又は名称】杉山 泰三
- ★当サイトのどのページも全てリンクフリーです、自由にお使いください
※以下のタグをホームページ中に張り付けると便利です。
-
当サイトではIPDL(特許電子図書館)の公報のデータを著作権法32条1項に基づき公表された著作物として引用しております、
収集に関しては慎重に行っておりますが、もし掲載内容に関し異議がございましたらお問い合わせください、速やかに情報を削除させていただきます。