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黒板用資料支持具
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- 【要約】
【課題】 黒板に簡単に取り付けることができ、黒板の記載面を広く使える。
【解決手段】 黒板2の上縁に着脱可能なメインフレーム4と、該メインフレーム4の端部にヒンジ5,5に連結されて、黒板2の側縁と平行な折り畳み状態と水平状態とに回動可能なアーム8,8と、該アーム8,8を水平状態に係止するストッパ6,6とを有している。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 黒板の上縁に着脱可能なメインフレームと、該メインフレームの端部にヒンジ連結されて、黒板の側縁と平行な折り畳み状態と水平状態とに回動可能なアームと、該アームを水平状態に係止するストッパとを有することを特徴とする黒板用資料支持具。
【請求項2】 前記メインフレームは、下方に開口する断面コ字状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の黒板用資料支持具。
【請求項3】 前記メインフレームは、黒板の幅方向にスライド可能に連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の黒板用資料支持具。
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- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、黒色、緑色、白色等の記載面を有する黒板の側部に紙等の資料を支持する黒板用資料支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
スタンドにて支持された黒板を使用してのプレゼンテーション等では、マグネットや画鋲により紙等の資料を黒板へ貼り付けて説明することがしばしば行われるが、資料の貼り付け数が多いと記載面が隠れたり狭くなっててしまう。また、黒板だけでは資料が貼り付けできないことがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このため、別の黒板やスタンド上部にバーを備えた資料支持具を横に並べたりしなければならず、これらを用意する手間と準備が必要であった。
【0004】
そこで本考案は、黒板に簡単に取り付けて、黒板の側部に紙等の資料を並べることができる黒板用資料支持具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案の黒板用資料支持具は、黒板の上縁に着脱可能なメインフレームと、該メインフレームの端部にヒンジ連結されて、黒板の側縁と平行な折り畳み状態と水平状態とに回動可能なアームと、該アームを水平状態に係止するストッパとを有することを特徴としている。また、メインフレームを下方に開口する断面コ字状に形成すること、黒板の幅方向にスライド可能に連結することができる。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を、図面に示す実施形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。
図1乃至図3は本考案の第1実施形態例を示すもので、スタンド1にて支持された記載面が白色のいわゆるホワイトボードと呼ばれる黒板2には、資料支持具3が取り付けられている。この資料支持具3は、黒板2の上縁に着脱可能なメインフレーム4と、該メインフレーム4の両端部に、ヒンジ5及びストッパ6を有する連結部材7にてそれぞれ連結されて、黒板2の側縁と平行な折り畳み状態と水平状態とに回動可能なアーム8,8とを有している。
【0007】
メインフレーム4は、黒板2の上縁の厚さよりも広い幅で下方に開口する断面コ字状に形成された金属製で、コ字状部分を黒板2の上縁に被せて取り付けられる。このメインフレーム4は黒板2の幅よりもやや長く形成され、両端に下方へ90度屈曲して黒板2の側縁に被さる断面コ字状の連結部材取付部9をそれぞれ連設している。また、メインフレーム4は、その前面に紙等の資料10を取り付けるために、バー11をネジ止め可能としている。
【0008】
前記ストッパ6は、折り畳み可能な2本のアーム6a,6bを直線状にし、ストッパ片6cにて折り畳みを規制することにより前記アーム8を水平状態に係止する。前記アーム8は、断面角形に形成された金属製で、前面に紙等の資料10を取り付けるクリップ12,12を備えている。なお、前記メインフレーム4、連結部材取付部9及びアーム8をスチール製にすることで、マグネットによって紙等の資料10を取り付けることができる。
【0009】
図4及び図5は本考案の第2実施形態例を示すもので、以降の実施形態例のおいて前記第1実施形態例と同一要素には同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態例は、メインフレーム4を2つに分割し、両フレーム4a,4bを黒板2の幅方向にスライド可能に連結することにより、各種の幅の黒板2に対応可能としたものである。
【0010】
図6及び図7は本考案の第3実施形態例を示すもので、メインフレーム4の長さの異なるダブルヒンジ5,5を設けてアーム8,8をそれぞれ連結し、メインフレーム4の内側にスライド可能に設けたストッパ6,6にてアーム8,8を水平状態に係止するもので、図7に示されるように、アーム8,8をメインフレーム4に沿って折り畳めるので、コンパクトになって携帯性が良い。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の黒板用資料支持具は、黒板の上縁に着脱可能なメインフレームと、該メインフレームの端部にヒンジ連結されて、黒板の側縁と平行な折り畳み状態と水平状態とに回動可能なアームと、該アームを水平状態に係止するストッパとを有しているので、必要なときに黒板に簡単に取り付けて、紙等の資料を黒板の側部に支持でき、黒板の記載面を広く使える。また、メインフレームを黒板の上縁に被着可能に下方に開口する断面コ字状に形成することにより着脱が容易である。さらに、メインフレームを黒板の幅方向にスライド可能に連結することにより各種の幅の黒板に対応可能である。
- 【登録番号】実用新案登録第3065766号(U3065766)
【登録日】平成11年11月4日(1999.11.4)
【発行日】平成12年2月8日(2000.2.8)
【考案の名称】黒板用資料支持具
- 【出願番号】実願平11−5246
【出願日】平成11年7月14日(1999.7.14)
【出願人】
【識別番号】592039417
【氏名又は名称】株式会社伊東屋
- 【代理人】
【識別番号】100086210
【弁理士】
【氏名又は名称】木戸 一彦 (外1名)
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