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髪型付下敷き
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- 【要約】
【目的】 顔写真を数十種類の髪型が印刷された透明のプラスチック下敷きの裏側より好みの髪型に合わせることで、新しい髪型を即座に仮想体験することのできる髪型付下敷きを提供することにある。
【構成】 透明のプラスチック板に一定基準の大きさでカラー印刷された数十種類の髪型（Ａ）、に定められた丁度良い大きさの顔写真（Ｂ）を透明プラスチック板、図１の裏側より合わせることで、図２で示したようにその顔写真のヘヤースタイルを変えることができる。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項１】 様々なヘヤースタイルを印刷したプラスティックの透明な下敷きの裏側より顔写真を合わせることで、仮想の髪型を体験できることを特徴とする髪型付下敷き。【請求項１】下敷きの裏面より顔写真を合わせることのできる様々なヘヤースタイルの印刷された、印刷部を有する透明な下敷き。
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- 【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は仮想の髪型を体験できる、髪型が印刷されたプラスチック製の透明下敷きに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、生活の多様化と共に個性を強調した髪型の若者たちを多く見かける様になった。
それに伴いＯＬや主婦の間でもＴＰＯに合わせて髪型を使い分けるお洒落な人達が増え最近では街へ出るとゲームセンターや雑貨店、街頭などでもコンピューターグラフィックを用い数百のヘヤーサンプルの中から好みの髪型を擬似体験できる様になってきた。とくに美容院では本格的なヘヤースタイル専用のコンピューターが導入され、事前にお客様に理想の髪型を専門家がアドバイスするサービスを行うことで様々なニーズに答えている。
中でも若い女性の欲求はそれだけに止まらず、カツラや付け毛でＴＰＯに合わせショートヘヤーをロングヘヤーにして春の風に髪をなびかせたい、とかその反対にロングヘヤーからショートヘヤーに変身して夏をエンジョイしたい、等々ヘヤースタイルによる変身願望に終りはないようである。
また、最近ではカツラや付け毛、美容院やそのスタッフまでもが大ブームでタレント並みに持て囃されテレビや雑誌などもこぞって美容関連の話題を取りあげることで若者たちのお洒落心に拍車をかけている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら今日のようなヘヤースタイルの大ブームにおいても個人が職場や立場、個性をも踏まえて自分に似合う髪型を選択し決定することは本当に難しく、好みの髪型をヘヤースタイル専門誌を参考にあれこれ選んでもその髪型が実際に自分に似合うかが大きな問題で、友人や専門家の意見やアドバイスが気になり不安になってきたりする。そんな時街へ出かけゲームセンターや雑貨店、街頭などに設置されたコンピューターで自分の好みに合った数種類のヘヤーパターンを試してみたり、あるいはもう一歩進んでウイッグ専門店やデパートでカツラや付け毛を試着し店員さんのアドバイスを仰いだりと時間とお金の制限の中若者にとって自分に似合ったヘヤースタイルを発見することは容易ではなく、ただ単にかっこ良さや美しいヘヤースタイルに憧れトレンドな美容院の有名美容師を指名したとしてもその店では必ず「どんなヘヤースタイルがご希望ですか。」とお客様の意志の尊重に始まり決して美容師の個人的な好みを押し着けてはこないはずである。
つまりヘヤースタイルを含め、お洒落をすると言うことは自分の個性を理解するところから始まり、前もって自分自身の意志のラフ決定、事前な下調べや準備がある程度必要でありその上で友人・知人・専門家などのアドバイスが生きて来るのである。
そこで本考案は、有名店を予約までしたのに好みがはっきり言えず成り行きで他人まかせにして髪を切り過ぎてしまったとか、店員さんに勧められるままに購入した高価なカツラや付け毛を持ち帰ったが周囲に不評で何となく気にいらず後悔した、等々の失敗やコンピューターヘヤーチャートのように大掛かりでわざわざその設置場所まで出かけて行き限られた時間と予算の中で即決しなければならないのでなく、わずかな金額でより簡単により早く何時でも何処でも手軽に第三者の意見も聞きながら好みの髪型にチャレンジして自分に似合うヘヤースタイルをラフ決定できるシンプル・イズ・ベストな髪型付の下敷きを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記のような問題を解決する目的で、本考案の髪型付下敷はプラスチック製の透明な下敷きに数パターンの髪型が印刷されていることを特徴とする。
【０００５】
【作用】
上記のような構成を要する本考案では、透明下敷きにカラー印刷された数十種の髪型に、特定の大きさの顔写真を下敷きの裏側より合わせることで希望のヘヤースタイルを仮想体験できる。
【０００６】
【実施例】
以下、本考案による髪型付下敷きの実施例を、図面に基づき説明する。
図１は髪型が印刷された透明なプラスチックの下敷きを表す。
図２は透明なプラスチック下敷きの裏側より顔写真を髪型に合わせた状態を示し、（Ａ）は学生証に添付された顔写真を使用した例の説明図。
Ｂ５番（横１８５ｍｍ×縦２０７ｍｍ×厚さ０、５ｍｍ）サイズのＰＥＴ製の透明下敷に一定の大きさを基準に流行の髪型を十数種類、カラーでオフセット印刷する。
その印刷された髪型の中より好みによって１つを選び、透明下敷きの裏側より丁度良い大きさの顔写真を合わせる。
【０００７】
【実施例の効果】
以上のような本考案によって、美容院で新しいヘヤースタイルにする場合や一時的な変身願望などによりカツラや付け毛を購入する際に髪型付下敷きを用いて自分の好みの髪型の中から自分に似合うへヤースタイルを自分自身が事前に認識することで、意志のラフ決定がなされ最終的にはその上で専門家のアドバイスも生き納得の行ったヘヤースタイルを楽しむことができる。
また、様々な髪型と顔写真とをアトランダムに合わせることで日頃のヘヤースタイルと全く違う自分に気軽にチャレンジでき遊び心で楽しめたりもする。
- 【登録番号】実用新案登録第３０６６０２３号（Ｕ３０６６０２３）
【登録日】平成１１年１１月１７日（１９９９．１１．１７）
【発行日】平成１２年２月１８日（２０００．２．１８）
【考案の名称】髪型付下敷き
- 【出願番号】実願平１１−５３１７
【出願日】平成１１年６月１１日（１９９９．６．１１）
【出願人】
【識別番号】５９８１４４８６７
【氏名又は名称】
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