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拡大用レンズ付き修正テープ転写具
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- 【要約】
【課題】 ケースに拡大用レンズが具備される修正テープ転写具を提供する。
【解決手段】 拡大用レンズ85は、詰替え専用テープカートリッジ20に設けられるテープの繰出しリールと巻取りリールを連動回転する大・小ギアの直径を合わせた程度の直径範囲内の寸法を持ち、テープの繰出し・巻取りリールらが配置されるケース部位30に備えられる。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 詰替え専用テープカートリッジには、修正テープの転写加圧を行うヘッドと上記ヘッドから上記テープの離脱を防止するテープガイドが備えられ、修正テープの繰出しリールと巻取りリールの間では上記ヘッドを介し連動回転が可能に設けられると共に、ケースとは脱着・装着が可能と構成され、上記ケースには拡大用レンズが具備されている事を特徴とする拡大用レンズ付き修正テープ転写具。
【請求項2】 上記テープカートリッジのヘッドを選択的に保護する為に、ヘッドには保護キャップが設けられる請求項1記載の拡大用レンズ付き修正テープ転写具。
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- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、拡大用レンズがケースに具備されるレンズ付き修正テープ転写具に関するもので、具体的には上記レンズ付き修正テープ転写具は詰替え専用テープカートリッジとレンズ付きケースとして構成されていて、上記のレンズ付きケースを上記詰替え専用テープカートリッジから分離し通常の拡大用レンズの代用としても使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の修正テープ転写具は、被転写面上に記録されている文字や絵等の誤り部位をただ修正するために導入されるもので、修正テープは厚さ数十μm程度の薄い紙又はプラスチック製のフィルムベース基材の表面に白い転写塗布層が施されていて、上記修正テープ転写具は上記修正テープを幅数ミリ程度にスリットした後ロール状に巻上げ、上記テープの塗布層を被転写面に転写しやすくした器具であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、修正テープ転写具を構成するケースの余分な所に、拡大用レンズが具備される拡大用レンズ付きの修正テープ転写具を提供することを目的としたものでである。
本考案が提供する拡大用レンズ付きの修正テープ転写具では、従来の修正用テープ転写具としての本来の用途が利用されるだけでなく、レンズ部を通し修正テープ転写具内部の作動状態を用意に確認ができることと、またレンズ付きのケースを上記修正テープ転写具から分離したときには通常の拡大用レンズの代用としても利用されるものである。従い、従来の修正テープ転写具が単純な修正具として提供されていたのに対し、本考案はマルチ的な修正具として提供されるので、経済的にも有益である修正テープ転写具を目指すのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、レンズ付き修正テープ転写具は、テープの詰替えができる詰替え専用テープカートリッジと、レンズ付きケースとして構成する。
上記詰替え専用テープカートリッジは、従来のテープ転写具に導入されている一般化されている構造、即ち転写加圧を行うヘッド、転写時にはヘッドからテープの離脱を防止するテープガイドなどを設け、修正テープの繰出しリールと巻取りリールの間では上記ヘッドを介し連動回転を可能に構成する。そして、上記レンズが具備されるケースは、上記詰替え専用テープカートリッジが装着されたときに、上記詰替え専用テープカートリッジのリールらの連動回転機構が位置する部位に拡大用レンズが設けられるように構成する。
なお、上記転写ヘッドを選択的に保護する為に、上記ヘッドには保護キャップを設置する。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下,本考案の実施の形態について、例をあげ説明する。
【0006】
図1は本考案に関わる拡大用レンズ付きの修正テープ転写具を概略的に示す傾斜図である。
また図2は、図1を分解しその内部構成を表している傾斜図で、同図(a)は詰替え専用テープカートリッジを示し、また同図(b)は拡大用レンズが具備されているケースを表している。
図2(a)に示すように、修正テープの詰替えを簡単に行える構造の専用テープカートリッジは、2つのリール支持軸が設けられていて、この支持軸には修正テープの繰出しリール(30)と、ヘッド(71)で転写が終わった上記テープを回収するための巻取りリール(40)が、大(31)・小ギア(41)を介し連動回転を可能に設けられている。
【0007】
そして、修正テープに転写加圧を行うヘッド(71)は、テープのガイド(70)と支持棒(75)を介し、上記テープカートリッジのリールらが配置される本体部と連結されている。
【0008】
上記テープガイドは、上記テープの繰出しリールと上記転写ヘッド、そして上記テープ回収用の巻取りリール間のテープを案内すると共に、転写時にはヘッドから上記テープの離脱を防止する。
また、上記テープガイドはコーンの形状(72)であり、側面の長さの方向2ヶ所にはスロット(72a)を設けている。このスロットは、上記繰出しリールの修正テープを上記ヘッドに経由させた後巻取りリールに回収される初期テープ経路を構成するときに、テープが挿入される所である。
【0009】
上記詰替え専用テープカートリッジには、ヘッドと対抗する方向に突出部(28)が設けられている。この突出部は、ヘッドを保護する為にヘッドに付けられていた円筒状の保護キャップ(90)を外し臨時的に保管する場所として利用される所で、転写時にはヘッドの保護キャップを外しこの突起部に付けておくことで保護キャップの紛失も最小限に留めることができ、またヘッドの清潔さも長く維持することができる。そして、この保護キャップの内径は上記テープガイドのコーンの外径より小さくなっていて、嵌められたときには上記テープガイドのコーンに設けてある上記スロットによってその外径が縮小変形され、上記テープガイドが復元しようとする弾力によってキャップは締められることとなる。
【0010】
上記ケース(図2(a))には、拡大用レンズ(85)が備えられている。
この拡大用レンズ付きケースは、レンズをプラスチックケースと一体化した形状として提供することの他に、レンズのみを別途に用意しケースに付けることによっても提供される。
ケースに具備されるこの拡大用レンズの大きさは、上記テープカートリッジに設けられるテープの繰出しリールと巻取りリールを連動回転させる機構、即ち大(31)・小ギア(41)の直径を合わせた程度の直径範囲内の寸法を持つものである。その為に、この拡大用レンズ付きのケースに上記テープカートリッジが装着されると、ケースのこのレンズ部を通しテープの繰出しリールと巻取りリールの作動状態などが用意に確認することができる。そして、上記拡大用レンズ付きケースは上記詰替え専用テープカートリッジとは分離することもできるので、拡大レンズが必要とされる場合には別途に拡大用レンズを購入する必要性もなしに利用される。
【0011】
上記の詰替え専用テープカートリッジを上記拡大用レンズ付きケースとの脱着・装着を可能にするために、上記のテープカートリッジには半球形の突起(25a)が設けられる弾性片(25)を、また上記拡大用レンズ付きのケースには溝(86)を、各々設けている。装着は上記詰替え専用テープカートリッジのヘッドを上記ケースに入れた後上記ケースの溝に上記突起を嵌めればよく、分離は上記弾性片の突起を押しながら上記テープカートリッジを突起部(28)の方向に引っ張れば良いこととなる。 【0012】
本考案の実施例としては修正テープ転写具の特定例を取り上げ記述したが、その他にも、従来この種のテープ転写具、即ちのりテープ転写具、蛍光チェックテープ転写具などのように、転写用テープが装着され利用されるテープ転写具にも応用されるのは勿論のことである。
【0013】
【考案の効果】
本考案によって提供される拡大用レンズ付き修正テープ転写具は、ケースに具備されるレンズ部を通しテープ転写具内部のテープや部品などの回転具合状況判断などが用意に行われることができる。そして、拡大用レンズ付きのケースをテープカートリッジから分離したときには独立した拡大用レンズ付き道具としても使用されるので、特に見辛い活字などのように拡大が必要とされる所では別途に拡大用レンズを用意する必要性もなくなり、その経済性には期待できる。
- 【登録番号】実用新案登録第3086549号(U3086549)
【登録日】平成14年3月27日(2002.3.27)
【発行日】平成14年6月28日(2002.6.28)
【考案の名称】拡大用レンズ付き修正テープ転写具
- 【出願番号】実願2001−8013(U2001−8013)
【出願日】平成13年12月10日(2001.12.10)
【出願人】
【識別番号】501475882
【氏名又は名称】インソンテック株式会社
- 【代理人】
【識別番号】597094053
【氏名又は名称】金 ▲ひょん▼秀
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