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読書用文鎮
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- 【要約】
【目的】 読者に、読書に集中することの妨げにならないように、簡単な動作で使用できるようにした、ページのめくれ返りを押える文鎮を提供する。
【構成】 板状文鎮において、その一端の角(1)に、上方に延びる板(2)を設ける。以上の如く構成された読書用文鎮。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 板状文鎮において、その一端の角(1)に、上方に延びる板(2)を設ける。以上の如く構成された読書用文鎮。
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- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、読書のときのページのめくれ返りを押える文鎮に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、文鎮は板そのままのものや、板に持ち上げやすいように取手などをつけ たものもあった。いずれにしてもその使用法は、指に挟んで持ち上げ、そして 押えようとする所に置くというものである。読書のとき、ページのめくれ返り 押えにこれらの文鎮を用いると、2ページ読み終わる度にこの動作を繰り返す ことになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これには、次のような欠点があった。
(イ)読書が進むに従って、上記のような面倒な動作を、数多き繰り返すことは 、読者にとって負担となる。
(ロ)文鎮を持ち上げると、押えていたページが浮いてくるので、もう一方の手 でページを押さえながら、次のページを移動するということを、同時にや らなければならないことが起こり、ページの移動が難しい。
(ハ)上記のような動作は、文鎮の置く位置が一定しないため、文字が文鎮の下 にならないように置くという神経づかいをしてしまい、読書に集中するこ との妨げになる。
本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】
従来のものがもつ以上のような欠点を解決するために、本考案は、次のような 構成とした。すなわち、板状文鎮の一端の角(1)に、上方に延びる板(2)
を設けたものである。(図1)
【0005】
【作用】
文鎮の上方に延びる板のついていない方の先端部(3)を、めくれ返りのペー ジの端の上に載せて使用するのである。(図2) 一方の手で移動したページ を、文鎮の上に載せたまま、もう一方の手で、文鎮の上方に延びる板の上部( 4)を指で下に押す。すると、角(1)を力の支点として文鎮の先端部(3)
は浮き上がり、文鎮の上に載っていたページは先端部(3)よりはずれ、その 下に入る。そのとき押していた指をはなせば、浮いていた文鎮の先端部(3)
は下にさがり、ページは押えられるのである。
【0006】
【実施例】
以下、本案の実施例について説明する。
(イ) 文鎮のページを押える板の面を、湾曲させたもの。(図3)
(ロ) 文鎮の角(1)を、丸みをつけたものにしたもの。(図4)
(ハ) 文鎮の角(1)より上方に延びる板(2)を、折りたためるようにし たもの。(図5)(図6)
【0007】
【考案の効果】
次に本案による効果をあげると、以下のようになる。
■ 机の上に手を置きながら、その親指で、文鎮の上方に延びる板の上部(4 )を下に押す動作なので、従来のものに比較して動作が簡単であり、な おかつ楽な状態で文鎮の使用ができるので、読者の負担とならない。
■ 文鎮の先端部(3)の上に移動するページを載せてから、文鎮を浮かせる ので、浮き上がってくるページは、移動するページを文鎮の下に入れる 瞬間まで、文鎮の平面で押さえることができる。したがって、ページの 移動が簡単にできる。
■ 本案の文鎮で、ページの押える位置をセットすると、文鎮の先端部(3)
が押えているページ上の位置は、移動前のページと移動後のページで変 わらないので、文字が文鎮の下に隠れないように置くという神経づかい をしなくてもよく、読書に集中できる。
- 【登録番号】第3026781号
【登録日】平成8年(1996)5月8日
【発行日】平成8年(1996)7月23日
【考案の名称】読書用文鎮
- 【出願番号】実願平7−11808
【出願日】平成7年(1995)9月4日
【出願人】
【識別番号】595157824
【氏名又は名称】
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