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自動車盗難防止装置
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- 【要約】
【課題】リモートコントローラで主機を盗難防止機能作動状態に設定し、ドアをロックすると共に、バッテリとエンジン間の回路を導通不能にし、ロック装置が確実にボンネットをロックし、内部の主機が破壊され機能が無効にされない、自動車盗難防止装置の提供。
【解決手段】主機と、リモートコントローラと、ロック装置とを含み、主機はバッテリとエンジンの回路を接続し、内部には制御回路と無線伝送受信モジュールを備え、バッテリからの給電で作動し、エンジン回路の導通と、自動車の警報装置、ドアロックモータ、ロック装置の動作を制御し、リモートコントローラは、操作ボタン、電池、制御回路及び無線伝送送信モジュールを備え、無線信号を主機に送信し、主機の動作を制御し、ロック装置は、自動車のエンジンルームとボンネットの接合箇所に設置され、主機の制御によりボンネットとエンジンルームのロック状態を制御し、ボンネットを開かなくする。

- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
自動車盗難防止装置であって、主機と、リモートコントローラと、少なくとも1つのロック装置と、を含み、前記主機は自動車のエンジンルーム内に設置され、バッテリとエンジンの回路を接続し、その内部には制御回路と無線伝送受信モジュールを備え、バッテリからの給電で作動し、エンジン回路の導通と、自動車の警報装置、ドアロックモータ、ロック装置の動作を制御し、前記リモートコントローラは、操作ボタン、電池、制御回路及び無線伝送送信モジュールを備え、無線信号を前記主機に送信し、主機の動作を制御し、前記ロック装置は自動車のエンジンルームとボンネットの接合箇所に設置され、主機の制御によりボンネットとエンジンルームのロック状態を制御してボンネットを開かなくすることができると共に、前記リモートコントローラと主機の制御回路には予めコードが書き込まれてあり、該リモートコントローラが制御信号を発信するとき、同時にコードを主機へ送り、主機が照合確認後駆動され、前記ロック装置はエンジンルームに設置される駆動部品と、ボンネットに固定される鉤部から構成され、該駆動部品は主機の制御に従いデッドボルトの往復動作を駆動し、該鉤部は該デッドボルトに合わせ、該デッドボルトが伸入する固定孔を備え、ボンネットがエンジンルームを覆い閉じた状態において、該駆動部品が該デッドボルトを鉤部の固定孔内に伸入させ、ボンネットをエンジンルーム上にロックし、前記駆動部品は座体によりエンジンルームに固定され、該座体の該駆動部品のデッドボルトに対応する側に、前記鉤部が伸入する挿入槽を設け、該挿入槽の両側に前記固定孔に合わせて穿通孔をそれぞれ形成し、該駆動部品がデッドボルトを鉤部に向かって動作させるとき、該デッドボルトが同時に該鉤部の固定孔と該座体の穿通孔間に伸入してボンネットをロックし、前記座体の挿入槽内にさらに緩衝部品を設置し、該緩衝部品によりボンネットの衝撃力を減少すると共に、前記座体の該デッドボルトの設置位置に対応する位置に板体を設置し、該板体は突起部により座体に軸設され、且つ、該板体の一端は該デッドボルトの位置まで延伸され、前記駆動部品が動作できない状態下において、該板体を引いてデッドボルトを鉤部から遠ざける方向へ動かし、該デッドボルトを鉤部の固定孔から退出させ、ボンネットを開けることができることを特徴とする、自動車盗難防止装置。
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- 【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は自動車の盗難防止装置に関し、自動車盗難防止装置に対し改良を加えたものであり、盗難防止装置の盗難防止機能の起動時に、主機が自動車のドアロックを駆動し、バッテリとエンジン間の回路を導通不能にすると共に、ロック装置によりボンネットを確実にロックし、主機が破壊されないようにし、盗難防止装置の機能を向上した、自動車盗難防止装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な自動車の盗難防止措置は、基本的な機械的ロック器具の使用のほか、自動車に設置されたドアロック装置や警報装置などと連結された盗難防止装置を合わせて使用することもできる。
【0003】
しかしながら、盗難防止装置の電源ソースは自動車のバッテリから電源が供給され、自動車のバッテリは自動車のエンジンルームに設置されており、従来の盗難防止装置はそのロック機能が自動車のドアの部分に作用するのみである。加えて、一般的な自動車のエンジンルームは、ボンネットにより覆われて遮蔽されており、ボンネットとエンジンルームの接合箇所はフックで基本的な引っ掛け作用が形成されているのみであり、且つ、フックはほとんど同じ位置に設置されているため、フックの位置を見つけて破壊し、ボンネットを開け、盗難防止装置と警報装置の電源を切断して自動車の盗難防止機能を無効にし、エンジンを作動させ乗り逃げしてしまうことは容易である。
【考案の開示】
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
本考案の目的は、エンジンルーム内の主機と、主機の動作を制御するリモートコントローラ、及び少なくとも1つのボンネットとエンジンルームをロックするロック装置から構成される自動車盗難防止装置であって、リモートコントローラにより主機を盗難防止機能作動状態に設定し、自動車内のドアロックをロックし、且つバッテリとエンジン間の回路を導通不能にし、さらに付加的ロック装置が確実にボンネットをロックすることで、内部に設置された主機が破壊され、盗難防止機能が無効にされないようにし、効果的に盗難防止装置の機能を向上した、自動車盗難防止装置を提供することにある。
【0005】
特に、本考案の盗難防止装置におけるロック装置は追加的な部品であり、盗難防止装置を設置するときに設置することができ、またロック装置の機能は自動車が元々備えているボンネットのフック部品とは異なり、ボンネットとエンジンルームの安定性を強化することができる。
【0006】
当然、ロック装置は自動車が出荷されるときに予め設置し、自動車の標準装備としてもよく、後の手順で盗難防止装置を設置するとき、盗難防止装置の主機とロック装置の回路を接続すればよい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本考案の自動車盗難防止装置は、主に主機と、リモートコントローラと、少なくとも1つのロック装置と、を含み、前記主機は自動車のエンジンルーム内に設置され、バッテリとエンジンの回路を接続し、その内部には制御回路と無線伝送受信モジュールを備え、バッテリからの給電で作動し、エンジン回路の導通と、自動車の警報装置、ドアロックモータ、ロック装置の動作を制御し、前記リモートコントローラは、操作ボタン、電池、制御回路及び無線伝送送信モジュールを備え、無線信号を前記主機に送信し、主機の動作を制御し、前記ロック装置は、自動車のエンジンルームとボンネットの接合箇所に設置され、主機の制御によりボンネットとエンジンルームのロック状態を制御し、ボンネットを開かなくすることができる。
【考案を実施するための最良の形態】
【0008】
本考案の構造組成及び使用配置についてよりはっきりと説明するため、以下図面に基づき詳細に述べる。
【0009】
本考案の自動車盗難防止装置の全体構造及び使用配置を図1に示す。本考案の自動車盗難防止装置は、まず主機10を含み、主機10は自動車CのエンジンルームC1内に設置され、バッテリBとエンジンEの回路、及びバッテリBと起動モータM2の回路を接続し、主機10の内部に制御回路と無線伝送受信モジュールを設け、バッテリBからの給電で作動し、エンジンE、起動モータM2の回路の導通と、自動車の警報装置30、ドアロックモータM1、ロック装置40の動作を制御する。当然、自動車のライトの回路と接続し、ライトの点灯を制御することもできる。
【0010】
本考案の自動車盗難防止装置はさらにリモートコントローラ20を含み、操作ボタン、電池、制御回路及び無線伝送送信モジュールを備え、無線信号を前記主機10に送信し、主機10の動作を制御する。且つ、リモートコントローラ20と主機10の制御回路は予めコードを書き込んでおき、リモートコントローラ20が制御信号を発信するとき、同時にコードを主機10へ送り、主機10が照合確認後、主機10を駆動するようにしてもよい。
【0011】
本考案の自動車盗難防止装置はさらに少なくとも1つのロック装置40を含み、自動車のエンジンルームC1とボンネットC2の接合箇所に設置し、自動車が元々備えているボンネットのフック部品とは異なり、主機10の制御によりボンネットC2とエンジンルームC1のロック状態を制御し、ボンネットC2を開かなくすることができる。図2に示すように、実施例におけるロック装置40は、エンジンルームC1に設置する駆動部品41と、ボンネットC2に固定する鉤部42から構成され、該駆動部品41は電磁バルブから構成することができ、主機10の制御に伴いデッドボルト43の往復動作を駆動する。該鉤部42には、該デッドボルト43が伸入する固定孔421を設ける。
【0012】
また、前記駆動部品41は、座体50によりエンジンルームC1に固定し、座体50の該駆動部品41のデッドボルト43に対応する側に、前記鉤部42が伸入する挿入槽51を設け(図3に示す)、該挿入槽51の両側に前記固定孔421に合わせて穿通孔52をそれぞれ形成し、駆動部品41がデッドボルト43を鉤部42に向かって動作させるとき、図4に示すように、デッドボルト43が同時に鉤部42の固定孔421と座体50の穿通孔52間に伸入し、ボンネットをロックすることができる。
【0013】
上述の構造により、盗難防止装置の使用時には、図1に示すように、リモートコントローラ20により主機10を制御して盗難防止機能作動状態に設定し、同時にドアロックモータM1を駆動し自動車Cのドアをロックし、さらにバッテリBとエンジンE、起動モータM2間の回路を導通不能にすると共に、ロック装置40によりボンネットC2を確実にロックし、ロック装置40は付加的な部品であるため、盗難防止装置を設置する際に合わせて設置することができ、エンジンルームC1内に隠れた状態になるため、外からはその設置位置が分からず他人に気づかれにくく、主機10と主機10の回路が破壊されるのを防ぐことができる。特に、ロック装置40の機能は自動車に元から設置されているボンネットのフック部品とは異なり、ボンネットC2とエンジンルームC1の安定性を高める効果がある。当然、ロック装置40は自動車Cが出荷される際、予め設置しておき(各自動車の設置位置は一定にしない)、自動車の標準装備としてもよく、後で盗難防止装置を設置するとき、盗難防止装置の主機10とロック装置40の回路を接続するだけでよい。
【0014】
さらに、図2及び図3に示すように、座体50の挿入槽51内に別途スライド部品から成る緩衝部品60を設置し、該緩衝部品60と座体50間にバネから成る弾性部品61を接続し、緩衝部品60でボンネットの衝撃力を減少してもよい。また、図2及び図3に示すように、該ロック装置40はさらに座体50のデッドボルト43の設置位置に合わせ板体70を設置し、該板体70は突起部71により座体50に軸設され、且つ、板体70の一端は、前記デッドボルト43の位置まで延伸され、駆動部品41が動作できない状態下において、板体70を引きデッドボルト43を鉤部42から遠ざける方向へ動かし、デッドボルト43を鉤部42の固定孔421から退出させ、ボンネットを開けることができ、自動車のメンテナンスに影響を与えないようにしてもよい。
- 【登録番号】実用新案登録第3108474号(U3108474)
【登録日】平成17年2月9日(2005.2.9)
【発行日】平成17年4月14日(2005.4.14)
【考案の名称】自動車盗難防止装置
- 【出願番号】実願2004−6370(U2004−6370)
【出願日】平成16年10月29日(2004.10.29)
【出願人】
【識別番号】504404412
【氏名又は名称】
- 【代理人】
【識別番号】100065776
【弁理士】
【氏名又は名称】志村 正和
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