スポンサード リンク
サドルカバ−
スポンサード リンク
- 【要約】
【目的】 サドルカバ−の紛失を防ぎ、かつ使い易くしかも経済的に得られるものを提供する。
【構成】 自転車のサドル(1)を被う覆部(2)を有するカバ−本体(3)にそのカバ−本体を収容する袋体(4)を連結し、該袋体にサドルバネ(20)に結ぶための紐(19)を設けている。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 自転車等のサドルの表面部を被う覆部を有しその下部周縁を伸縮可能に形成したカバ−本体と、該カバ−本体を収容する袋体を備え、該カバ−本体と袋体は防水性を有し該カバ−本体に袋体を連結し、その袋体に紐等の止着部材を設けたサドルカバ−。
【請求項2】 上記カバ−本体の周縁部内側に、袋体の開口周縁部の内側の一部を連結し、該袋体の開口周縁部に袋体の開口部を開閉可能にする一対の面ファスナ−を設けた請求項1記載のサドルカバ−。
【請求項3】 上記カバ−本体と袋体を連結片で連結した請求項1記載のサドルカバ−。
スポンサード リンク
- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自転車,モ−タサイクル,スク−タ等のサドルを被うカバ−に関する。
【0002】
【従来の技術】
自転車のサドルを雨から防ぐためにサドルにビニルカバ−を被せている。雨で濡れたビニルカバ−はサドル下のバネの間に挟み込んでおいたり、これを裏返しにして持ち運んだりしている。しかしビニルカバ−をサドルのバネに挟んだ場合は走行中に振動で落ちたりして紛失することがあり、又持ち運ぶ際はビニルカバ−が雨にぬれているので扱いにくく、時にはカバ−を家に忘れてしまうことがあった。
【0003】
【考案の解決課題】
本考案は、これらの欠点を解消し簡便に使用でき、扱い易く経済的に得られるものを提供しようとするものである。
【0004】
【課題の解決手段】
本考案は、防水性を有するサドルの表面部を被うカバ−本体と該カバ−本体を収容する袋体を備え、該カバ−本体と袋体を連結すると共にその袋体に紐等の止着部材を設けている。更に上記カバ−本体の周縁部内側に袋体の開口周縁部の内側の一部を連結し、該袋体の開口周縁部に一対の面ファスナ−を設け袋体の開口部を開閉可能にしている。
【0005】
【実施例】
サドルカバ−は、サドル(1)の表面部を被う覆部(2)を有するカバ−本体(3)と、該カバ−本体を収容する袋体(4)を備えている。
【0006】
これらカバ−本体と袋体は、図示のものではポリエステル地の裏面に合成ゴム層を形成して防水性をもたしているが、その他にナイロン,ビニロン,ポリ塩化ビニルその他の合成樹脂,布地,布織布等に合成ゴム液を塗布したり合成ゴム膜やアルミニュ−ム箔をラミネ−ト等したりして形成することができる。
【0007】
カバ−本体の下部周縁は、内側に折り返され挿入部(5)を形成するように縫着(6)されており、その挿入部(5)にゴム(7)を通して伸縮可能に形成している。
【0008】
袋体(4)はカバ−本体(3)に連結されており、図に示すものでは、カバ−本体(3)の周縁部(8)の内側(9)に袋体(4)の開口周縁部(10)の内側(11)の一方側を縫着(12)して連結しているが、カバ−本体の周縁部の内側(9)に袋体の開口周縁部の内側(11)の他方側または該開口周縁部の外側(13)を縫着して連結することができる。
【0009】
袋体の開口部(14)には、その対向する内面に一対の面ファスナ−(15)の雄部(16)と雌部(17)が縫着(18)され、その開口部を開閉可能に形成している。
【0010】
又袋体にはその底やその他適宜の位置に紐やベルト等の止着部材(19)が設けられており、この止着部材によってサドルバネ(20)やサドル線骨(21),荷台等の保定部材に取り付けるようにしている。
【0011】
図6はカバ−本体と袋体を連結片(22)を介して連結した場合を示し、該連結片はその一端がカバ−本体の周縁部内側に、他端が袋体の開口周縁部の内側にそれぞれ縫着(23)されている。この場合、該袋体に設けた止着部材は、帯片状に形成され、これに一対の面ファスナ−(24)の雄部(25),雌部(26)を設けており、これを上記サドルバネ等の保定部材に掛け回しその面ファスナ−を接合することによって袋体を固定している。
【0012】
【考案の効果】
本考案はサドルのカバ−本体とこれを収容する袋体を連結し、該袋体に紐等の止着部材を設けているので、該袋体を止着部材によって簡単にサドルバネやサドル線骨等に固定しておくことができ、カバ−本体の紛失を防ぐことができると共に、使用後は雨でぬれたカバ−本体を手際よく簡便に袋体に収容することができ、使用の際は袋体よりカバ−本体を簡易に取り出してサドルを被うことができる。又袋体の開口部はカバ−本体は周縁部の内側にあって開口部には面ファスナ−が設けられているから、使用中にその開口部から雨が入り込むことがない。更にカバ−本体と袋体を連結片で連結した場合は、袋体をその範囲内で自由に移動することができ荷台等種々のところに装着することができる。
- 【登録番号】第3018045号
【登録日】平成7年(1995)8月30日
【発行日】平成7年(1995)11月14日
【考案の名称】サドルカバ−
- 【出願番号】実願平7−5466
【出願日】平成7年(1995)5月12日
【出願人】
【識別番号】392009386
【氏名又は名称】
- 【代理人】
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 清子 (外1名)
- ★当サイトのどのページも全てリンクフリーです、自由にお使いください
※以下のタグをホームページ中に張り付けると便利です。
-
当サイトではIPDL(特許電子図書館)の公報のデータを著作権法32条1項に基づき公表された著作物として引用しております、
収集に関しては慎重に行っておりますが、もし掲載内容に関し異議がございましたらお問い合わせください、速やかに情報を削除させていただきます。