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自転車用泥除け装置
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- 【要約】
【目的】 泥除け本体の前端部の自転車への取付部分の保形性を良くして、自転車の走行時等に泥除け本体が自転車の車輪に対してガタ付いたりしないように泥除け本体を確実かつ強固に締め付け固定できるようにする。
【構成】 泥除け本体37の前端部を自転車側に固定するための取付金具48が設けられ、該取付金具48は、泥除け本体37の左右の側壁39内面に沿って配置される左右一対の取付側壁53と、カバー部51の前端部下面に配置されかつ前記左右一対の取付側壁53を連結する上壁54と、上壁54の前端部から下方突出された取付前壁55とを有し、左右一対の取付側壁53が、泥除け本体37の左右の側壁39に取り付けられ、取付前壁55がボルト等の締結具により自転車側に固定される。

- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 自転車の車輪(40)の周外方に配置される泥除け本体(37)を備え、該泥除け本体(37)は、車輪(40)の外周を覆うカバー部(51)と該カバー部(51)の前部の幅方向両端から下方突設された左右の側壁(39)とを有し、泥除け本体(37)の前端部がボルト等の締結具により自転車側に固定される自転車用泥除け装置において、泥除け本体(37)の前端部を自転車側に固定するための取付金具(48)が設けられ、該取付金具(48)は、泥除け本体(37)の左右の側壁(39)内面に沿って配置される左右一対の取付側壁(53)と、カバー部(51)の前端部下面に配置されかつ前記左右一対の取付側壁(53)を連結する上壁(54)と、上壁(54)の前端部から下方突出された取付前壁(55)とを有し、左右一対の取付側壁(53)が、泥除け本体(37)の左右の側壁(39)に取り付けられ、取付前壁(55)がボルト等の締結具により自転車側に固定されることを特徴とする自転車用泥除け装置。
【請求項2】 泥除け本体(37)の左右の側壁(39)の下部に取付孔(57)が設けられ、取付金具(48)の左右一対の取付側壁(53)の下部に、前記取付孔(57)に対応する取付孔(58)が設けられ、これら取付孔(57)(58)に挿通されるネジ等の締結具により側壁(39)と取付側壁(53)とが締め付け固定され、前記取付金具(48)の取付前壁(55)に取付孔(60)が設けられ、この取付孔(60)に挿通されるボルト等の締結具により取付前壁(55)が自転車側に締め付け固定されることを特徴とする請求項1に記載の自転車用泥除け装置。
【請求項3】 前記取付金具(48)の取付前壁(55)が、左右一対のバックホーク(36)間に架設されたブリッジ(49)にボルト等の締結具により締め付け固定され、泥除け本体(37)が自転車の後輪(40)の周外方に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車用泥除け装置。
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- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自転車の車輪の周外方に取り付けられる自転車用泥除け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、自転車の車輪の周外方に配置されかつホークより後方に延びる自転車用泥除け装置としては、合成樹脂等により構成した泥除け本体の前端部にホークへ固定するための取付部を一体に形成したものがあり、この泥除け本体を自転車に取付けるには、例えば、ホークに設けられたボルトを、泥除け本体の取付部に形成された取付孔に挿通させてナットにより締付固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、泥除け本体の前端部の取付部分の保形性が悪く、このため自転車の走行時等に泥除け本体が自転車の車輪に対してガタ付いたりするという問題点があった。
そこで、本考案は、上記問題点に鑑み、泥除け本体の前端部の自転車への取付部分の保形性を良くして、自転車の走行時等に泥除け本体が自転車の車輪に対してガタ付いたりしないように泥除け本体を確実かつ強固に締め付け固定できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決する本考案の第1の技術的手段は、自転車の車輪40の周外方に配置される泥除け本体37を備え、該泥除け本体37は、車輪40の外周を覆うカバー部51と該カバー部51の前部の幅方向両端から下方突設された左右の側壁39とを有し、泥除け本体37の前端部がボルト等の締結具により自転車側に固定される自転車用泥除け装置において、 泥除け本体37の前端部を自転車側に固定するための取付金具48が設けられ、該取付金具48は、泥除け本体37の左右の側壁39内面に沿って配置される左右一対の取付側壁53と、カバー部51の前端部下面に配置されかつ前記左右一対の取付側壁53を連結する上壁54と、上壁54の前端部から下方突出された取付前壁55とを有し、左右一対の取付側壁53が、泥除け本体37の左右の側壁39に取り付けられ、取付前壁55がボルト等の締結具により自転車側に固定される点にある。
【0005】
第2の技術的手段は、泥除け本体37の左右の側壁39の下部に取付孔57が設けられ、取付金具48の左右一対の取付側壁53の下部に、前記取付孔57に対応する取付孔58が設けられ、これら取付孔57,58に挿通されるネジ等の締結具により側壁39と取付側壁53とが締め付け固定され、前記取付金具48の取付前壁55に取付孔60が設けられ、この取付孔60に挿通されるボルト等の締結具により取付前壁55が自転車側に締め付け固定される点にある。
【0006】
第3の技術的手段は、前記取付金具48の取付前壁55が、左右一対のバックホーク36間に架設されたブリッジ49にボルト等の締結具により締め付け固定され、泥除け本体37が自転車の後輪40の周外方に配置される点にある。
【0007】
【作用】 取付金具48の左右一対の取付側壁53と該左右一対の取付側壁53を連結する上壁54とによって、泥除け本体37の前端部の自転車側への取付部分である左右一対の取付側壁53及びカバー部51前端部を、変形したりしないように強固に保形できる。取付金具48の取付前壁55がボルト等の締結具により自転車側にガタ付かないように確実に固定できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
図4に示すように、マウンテンバイク形式の自転車の後輪40上方には、自転車用泥除け装置35が装着されている。
この泥除け装置35は、図1〜図3に示すように、後輪40の周外方に位置しかつ自転車のバックホーク36より後方に伸びる上方湾曲状の泥除け本体37を備えている。この泥除け本体37は、合成樹脂により一体成形されており、その長さは、後輪40のほぼ1/8円とされている。泥除け本体37は、車輪40の外周を覆うカバー部51と該カバー部51の前部の幅方向両端から下方突設された左右の側壁39とを有し、泥除け本体37の前部が取付金具48を介して左右一対のバックホーク36間に架設されたブリッジ49に固定されている。
【0009】
前記取付金具48は、ボルト43、スプリングワッシャ44、平ワッシャ45、及び、ブリッジ49を前後から締め付けるアール付ワッシャ46,47によりブリッジ49に固定されている。
前記取付金具48は、泥除け本体37の左右の側壁39内面に沿って重合配置される左右一対の取付側壁53と、カバー部51の前部下面に配置されかつ前記左右一対の取付側壁53を連結する上壁54と、上壁54の前端部から下方突出された取付前壁55とを有する。
【0010】
泥除け本体37の左右の側壁39の下部に取付孔57が設けられ、取付金具48の左右一対の取付側壁53の下部に、前記取付孔57に対応する取付孔58が設けられ、前記取付孔57,58に挿通されるネジ等の締結具により側壁39と取付側壁53とが締め付け固定されるようになっている。
前記取付金具48の取付前壁55に取付孔60が設けられ、ブリッジ49に取付孔60に対応する取付孔61が設けられ、これら取付孔60,61に挿通される前記ボルト43等の締結具により取付前壁55が自転車側のブリッジ49に締め付け固定され、泥除け本体37が自転車の後輪40の周外方に配置されている。
【0011】
そして、この取付金具48には、取付安定性の向上のため、ブリッジ49に当接する突起50が設けられている。
また、泥除け本体37の後端部には、スポイラー部42が形成されており、走行時における泥除け本体37の後部浮き上がりの防止を図っている。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではない。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、取付金具48の左右一対の取付側壁53と該左右一対の取付側壁53を連結する上壁54とによって、泥除け本体37の前端部の自転車側への取付部分である左右一対の取付側壁53及びカバー部51前端部を、強固に保形でき、しかも取付金具48の取付前壁55がボルト等の締結具により自転車側に確実に固定できる。従って、自転車の走行時等に泥除け本体37が自転車の車輪に対してガタ付いたりしないように、泥除け本体37を確実かつ強固に締め付け固定できる。
- 【登録番号】第3018124号
【登録日】平成7年(1995)8月30日
【発行日】平成7年(1995)11月14日
【考案の名称】自転車用泥除け装置
- 【出願番号】実願平7−4604
【出願日】平成5年(1993)6月30日
【出願人】
【識別番号】000205292
【氏名又は名称】オージーケー技研株式会社
- 【代理人】
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
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