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胴縁の固定ができる断熱パネル
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- 【要約】
【課題】施工性の向上とその際の使用材料の汎用性を向上させたコンクリート打ち込み用断熱パネルを提供する。
【解決手段】既に広く使用されている合成発泡樹脂断熱パネルの所定箇所に釘やビスが固定できる程度の強度がある、当該パネルと同様種で硬質の部材、もしくは木を予め設置した当考案品をコンクリートに打ち込む事により、胴縁程度の木材が取り付け可能となり、充分にボードの下地として使用できる。また必要箇所には合板も貼る事ができる。この際に部屋の有効面積が減る事も最小限に抑えられる事となる。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
合成発泡樹脂断熱パネルの一部分に、釘やビスやボルトを使って木材等を固定できる程度の強度を持った同様種で高密度の合成樹脂もしくは木材等(以降 硬質部材と呼ぶ)を組み込んだ断熱パネル。
【請求項2】
コンクリートとの密着性や引き抜き強度を上げるために、その密着面を粗面仕上げやアンカーを取り付けられるような硬質部材を、部分的に配置したコンクリート打ち込み用断熱パネル。【請求項1】
合成発泡樹脂断熱パネルの一部分に、釘やビスやボルトを使って木材等を固定できる程度の強度を持った同様種で高密度の合成樹脂もしくは木材等(以降 硬質部材と呼ぶ)を組み込んだ断熱パネル。
【請求項2】
請求項1に記載された断熱パネルであって、コンクリートとの密着性や引き抜き強度を上げるために、その密着面を粗面仕上げやアンカーを取り付けられるような硬質部材を、部分的に配置したコンクリート打ち込み用断熱パネル。
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- 【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案はコンクリート系建築物において、コンクリートに断熱材を打ち込み、その上に内装仕上げや外装仕上げを行う場合の、施工性の向上とその際の使用材料の汎用性を向上させるための考案である。
【背景技術】
【0002】
コンクリート打ち込み用断熱パネルは様々に存在するが、それらは基本的に断熱のみを目的とした物であり、その後の施工性には配慮の欠ける物ばかりであった。一般的には、ボンドを使った石膏ボードの直張り工法(以降GL工法等と呼ぶ)か、内部に大きな空間を使用して新たに木材や軽量鉄骨にて軸組みを造り、ボード類を張るための下地としなければならなかった。
【0003】
そしてGL工法等においては、反りが発生する合板やボンドには接着性が悪い材料(以降合板等と呼ぶ)は施工できなかった。また通常のように石膏ボードを施工すると、竣工後において画鋲やビス等が利用しにくいと言う難点があった。
【0004】
また合板等を張り付けるために新たに下地を作れば、有効部屋面積が小さくなるし、施工手間も多くかかるという事が問題であった。
【考案が解決しようとする課題】
【0005】
断熱パネルの性能を極力落とさず胴縁程度の材料を容易に取り付けることができ、胴縁がボード下地となり、部屋の有効面積を極力狭めることなく、必要な箇所に合板等を張り付けることができるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、断熱パネルの必要な箇所に硬質部材を組み込むこととする。この際、硬質部分のコンクリートとの接触面は粗面仕上げとし密着性を高める事とする。
【考案の効果】
【0006】
そうすることで胴縁程度の木材を断熱パネルに直接取り付ける事ができ、その木材に釘やビスを使って合板等も張り付けられ、部屋の有効面積が減少する事も最小限に抑えることができる。
【0007】
また、その硬質部材にアンカー等を取り付ける事により、引き抜きに対する許容応力度を上げる事ができる。そうする事で外部にも使用することが可能となり、コンクリート系建築物の外断熱を容易に行う事ができるようになる。
【考案を実施するための最良の形態】
【0008】
断熱効果の低減を極力避け、且つ部屋面積もできるだけ狭めぬようにする事がこの考案の必要条件である。尚且つ石膏ボードでも合板等でも施工できるようにするという課題を克服するためには、断熱パネルの厚さの範囲で考案を凝らす事が必要となる。その考えに基づき、硬質部材を断熱パネルと一体とし、その一部分として組み込む事が最善である。
- 【登録番号】実用新案登録第3149316号(U3149316)
【登録日】平成21年3月4日(2009.3.4)
【発行日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【考案の名称】胴縁の固定ができる断熱パネル
- 【出願番号】実願2008−6596(U2008−6596)
【出願日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】
【識別番号】501334578
【氏名又は名称】
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