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コードレス調整制御機能を有する機械時計
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- 【要約】
【課題】 コードレス遠隔操作のことによって従来の直接的に手動で時計の設定を調整する方式を変え、より好適な操作性を有し、壁時計の場合でもユーザーが快速的に設定を完成できる手段を提供する。
【解決手段】 無線信号を発信するリモートコントローラと、レシーバとモータとギヤセットとを有し、レシーバによって前記リモートコントローラの発信する無線信号を受信することによって前記モータを駆動し、且つモータによって前記ギヤセットを作動させて当該機械時計の指示針を回転させるように制御する、機械時計を提供する。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 無線信号を発信するリモートコントローラと、レシーバとモータとギヤセットとを有し、レシーバによって前記リモートコントローラの発信する無線信号を受信することによって前記モータを駆動し、且つモータによって前記ギヤセットを作動させて当該機械時計の指示針を回転させるように制御する、機械時計とを含むコードレス調整制御機能を有する機械時計。
【請求項2】 前記機械時計は置き時計または壁時計である請求項1に記載のコードレス調整制御機能を有する機械時計。
【請求項3】 前記リモートコントローラには複数個のボタンが配置されると共に、それらのボタンを押すことによって無線信号を発信する構成としてなる請求項1に記載の機械時計。
【請求項4】 前記ボタンはベルのオン/オフボタンとベル鳴り時間設定ボタンとベル鳴り遅延ボタンである請求項3に記載の機械時計。
【請求項5】 前記無線信号は無線発信チップより発信される赤外線信号である請求項1に記載の機械時計。
【請求項6】 前記レシーバは前記リモートコントローラの発信する無線信号を受信できる無線レシーバである請求項1に記載の機械時計。
【請求項7】 前記指示針はベルの鳴ることを調整するための時間設定針である請求項1に記載の機械時計。
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- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コードレス調整制御機能を有する機械時計に係わり、特にリモートコントローラによって機械時計の設定を遠隔制御し、機械時計のコントロールを更に便利にする、コードレス調整制御機能を有する機械時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の機械式置き時計や壁時計(または懸垂時計)などはそれらの最大な作用は正確な時間の表示の提供や時間報告やベルを鳴らし呼ぶ機能などであるので、即時で正確的な時間をユーザーに提供することがかなり大切なことである。
【0003】
しかしながら、一般の置き時計や壁時計などはベル鳴り時間の設定を調整しようとする場合、ユーザーが自分で調整しなければならない。また、ベル鳴り時間設定機能を有するつまみが大体置き時計と壁時計などの背面に設けられ、ある場合ではユーザーと置き時計の距離があまりにも遠く、また、壁時計が高いところの壁面に掛けられるので、よくユーザーの調整操作が面倒である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、前記の従来物の欠点を解決するために、本考案は、無線調整制御機能を有する機械時計を提供することをその主要な目的とし、本考案による場合、ユーザーが直接的に機械式置き時計または壁時計の設定を調整する必要がなく、単にリモートコントローラによって機械時計の調整を制御するだけで、ユーザーが機械時計の調整を容易に行いうる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を図るために、本考案は、無線信号を発信するリモートコントローラと、レシーバとモータとギヤセットとを有し、レシーバによって前記リモートコントローラの発信する無線信号を受信することによって前記モータを駆動し、且つモータによって前記ギヤセットを作動させて当該機械時計の指示針を回転させるように制御する、機械時計とを含む、コードレス調整制御機能を有する機械時計を提供する。
【0006】
以下に添付図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態を詳細に説明するが、それらの説明による具体的な構造は単に本考案の好適な実施例に過ぎず、本考案をそれらの構成のみに狭義的に制限するものではない。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1と図2に示すのはそれぞれ本考案の斜視図と内部構造図であり、それらはリモートコントローラ1(詳しい電気回路について図3参照)によって機械時計2の関連設定(例えば鳴るベル)を遠隔操作し、リモートコントローラ1には複数のボタン11が設けられ、且つボタン11を押し付けることによって鳴るベルのオン/オフ設定とベル鳴り時間設定とベル鳴り時間遅延設定などの無線信号コマンドを発信する。図における機械時計2は置き時計(または壁時計でもよい)
であり、機械時計2の外部には鳴るベルを設定するボタンスイッチ21が設けられている(他のボタンをも包含し、且つつまみなど図示せず)。また、機械時計2にはリモートコントローラ1の発信信号を受信するためのレシーバウインドウ22を有し、機械時計2の内部にレシーバ電気回路基板31(詳しい電気回路について図4参照)が設けられ、且つレシーバ電気回路基板31と接続するモータ32を設け、モータ32によって駆動されるギヤセット33と機械時計2に作動させるためのバッテリセット34が設けられ、また、ギヤセット33が機械時計2のパネルの指示針(例えば時間針23、分間針24、鳴るベル設定針25など)を駆動し、また、ギヤセット33には手動で時間針23と分間針24を旋回させるための時間調整旋回ロッド35が設けられ、且つベルが鳴る時間を調整するための時間針調整旋回ロッド36が設けられている。
【0008】
即ち、リモートコントローラ1は鳴るベルを調整するための関連の無線信号を発信してから、機械時計2内のレシーバ電気回路基板31が無線信号を受信し、それからモータ32を旋回駆動させ、且つモータ32によってギヤセット33における時間針調整旋回ロッド36を連動することによって機械時計2の鳴るベル設定針25を連動旋回させ、これらのことによって無線の方式によって鳴るベル設定針を調整する目的を図る。
【0009】
図3と図4に示すのはそれぞれ本考案のリモートコントローラとレシーバ電気回路基板の電気回路を示す電気回路図であり、そのうち、リモートコントローラ1は無線発信チップU1とボタンS1〜S3と抵抗R1〜R3とトランジスタQ1と発光ダイオードD1とからなり、また、レシーブ電気回路基板31は無線受信チップU2と抵抗R4〜R8とトランジスタQ2〜Q4と他の素子からなる。
【0010】
そのうち、ボタンS1〜S3の代表する機能はそれぞれ鳴るベルオン/オフ設定とベル鳴り時間と遅延鳴る時間であり、且つ発光ダイオードD1の発信する赤外線無線信号がレシーバチップU2に受信され、スイッチS4〜S7がベルを鳴らす時間のパラメータ(例えばベル鳴り時間の長さ)を設定するに用いられ、ブザーSPがベル音を発生し、パネルランプが時間表示の照明効果を提供し、ONランプD2とOFFランプD3とがそれぞれベルが鳴るスタートとストップを代表する。
【0011】
そのため、リモートコントローラ1におけるボタンS1〜S3を押す場合、無線発信チップU1よりベル鳴りオン/オフ、ベル鳴り時間、遅延鳴り時間のコマンド設定の信号を発信する。且つレシーブ電気回路基板31の無線受信チップU2はリモータコントローラ1の発信する赤外線信号を受信すると共に、コマンドの種類に従って対応するメッセージの動作を反応する(例えば、ベル鳴りオン/オフ、ベル鳴り時間、遅延鳴る時間など)。
【0012】
即ち、レシーバ電気回路基板31がベル鳴るオン/オフ設定のコマンドを受信してからベル鳴りスイッチをスイッチオンでき、それによって計時を始め、また、ベル鳴りスイッチをスイッチオフさせる場合、計時を停止できる。または、ベル鳴り時間設定信号を受信する場合、トランジスタQ3によってモータ32を旋回駆動し、それから、ギヤセット33によってベル鳴り時間指示針36の時間設定を調整できる。またはベル鳴り遅延時間のコマンドを受信する場合、トランジスタQ2が機械時計2のパネルランプを5秒間発光させてから消えさせる。且つ暫く目前のベル鳴り動作をある時間停止後に続けてベルを鳴らす。
【0013】
図5に示すのは本考案の操作フロー図である。そのうち、ALARM ON/OFFは鳴るベルをオン/オフするためのボタンを代表し、ROTATE ALARM PIMはベル鳴り時間調整のボタンを代表し、SNOOZE LIGHTはベル鳴り時間遅延のボタンを代表し、ユーザーがリモートコントローラ1におけるボタンによって機械時計の鳴るベルの設定を実行でき、ユーザーが始めてALARM ON/OFFボタンを押す場合(ステップ51)、ONランプが5秒間点滅してから消灯し(ステップ52)、鳴るベルの時間設定針の時間設定動作が始まり(ステップ53)、設定される時間に至る場合、ベル鳴る機能が作用するようになり(ステップ54)、ベルを鳴らせ、ベルが鳴る時間が8分間越える場合自動的にベルが鳴ることを停止し(ステップ55)、さもなければ、ベルが鳴る過程中にユーザーが最初にSNOOZE LIGHTボタンを押す場合(ステップ56)、ランプが時計パネルを5秒間照明してから消灯し(ステップ57)
、且つベルが鳴る動作を4分間停止後に再びベルを鳴らせる(ステップ58)。
二度目に前記SNOOZE LIGHTボタンを押す場合(ステップ59)、ランプはパネルを5秒間照明してから消灯し(ステップ60)、且つベルを鳴らす動作を3分間停止後に再びベルを鳴らす(ステップ61)。三度目に前記SNOOZE LIGHTボタンを押す場合(ステップ62)、ランプは時計パネルを5秒間照明してから消灯し(ステップ63)、且つベルが鳴る動作を2分間停止後に再びベルを鳴らす(ステップ64)。四度目に前記SNOOZE LIGHTボタンを押す場合(ステップ65)、ランプは時計パネルを5秒間照明してから消灯し(ステップ66)、且つベルが鳴る動作を1分間停止後に再びベルを鳴らす(ステップ67)。再び前記SNOOZE LIGHTボタンを押す場合(ステップ68)、ランプは時計パネルを5秒間照明してから消灯し(ステップ69)、ベルが鳴る動作を続ける場合に(ステップ70)、ALARM ON/OFFボタンを押す(ステップ71)ことによってすべてのベルが鳴る動作を中止するようにし、OFFランプが5秒間点滅後に消灯し(ステップ72)、さもなければ5分間経過すると自動的にベルを鳴らすことを停止させる(ステップ73)。
【0014】
ROTATE ALARM PIMのボタンを押す場合(ステップ81)、ベルが鳴る時間設定針の設定時間を調整し(ステップ82)、且つROTATE ALARM PIMボタンを放す場合(ステップ83)、ONランプが5秒間点滅してから消灯する(ステップ52)。
【0015】
SNOOZE LIGHTボタンを押す場合(ステップ86)、ランプが時計パネルを5秒間照明してから消灯する(ステップ87)。
【0016】
【考案の効果】
そのため、本考案のコードレス調整制御機能を有する機械時計による場合、下記のような優れた点を有する。
【0017】
即ち、コードレス遠隔操作によって従来の直接的に手動で時計の設定を調整する方式を変え、より好適な操作性を有し、壁時計の場合でもユーザーが快速的に設定を完成できる。
- 【登録番号】実用新案登録第3092541号(U3092541)
【登録日】平成14年12月18日(2002.12.18)
【発行日】平成15年3月20日(2003.3.20)
【考案の名称】コードレス調整制御機能を有する機械時計
- 【出願番号】実願2002−5576(U2002−5576)
【出願日】平成14年9月3日(2002.9.3)
【出願人】
【識別番号】500127379
【氏名又は名称】
- 【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦 (外2名)
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