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国際電話アクセスナンバー付きプリペイドカード
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- 【要約】
【課題】 国際電話アクセスナンバー用の特別のカードを不要とする。
【解決手段】 情報記録部を有するカードの適所に、国際電話アクセスナンバー5と個有のカードナンバー7とを印刷表示した表示欄6,8を設けたことを特徴とする。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】情報記録部を有するカードの適所に、国際電話アクセスナンバーと個有のカードナンバーとを印刷表示した表示欄を設けたことを特徴とする国際電話アクセスナンバー付きプリペイドカード。
【請求項2】前記カードが磁気カードである請求項1記載の国際電話アクセスナンバー付きプリペイドカード。
【請求項3】前記カードがICカードである請求項1記載の国際電話アクセスナンバー付きプリペイドカード。
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- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、国際電話アクセスナンバー付きプリペイドカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、国際電話のアクセス方式として、中継基地となる電話会社(中継会社という)と契約し、料金先払いで所定の金額(例えば1000円)を支払うことによりその契約者個有のアクセスナンバーおよびカードナンバーが表示されたカードが発行され、国際電話を掛ける際にはアクセスナンバー(フリーダイヤル)を入力して中継会社にアクセスし、次いで契約者個人に与えられたカードナンバーを入力したのち相手の電話番号を入力することにより通話ができるシステムが国際電話を低料金で掛けられる方式として普及しつつある。
【0003】
このようなシステムに加入すると、前述のようにアクセスナンバー(スクラッチ加工により外部からは見えず、表面を剥すことにより文字が現われる加工方法)とカードナンバーとが表示された契約者個有のカードを持つことになり、上記のようにして国際電話を掛けたときその通話時間が中継会社で計測され、契約者のプリペイドカードから通話時間に応じて減額され、残り1分になっとき残金なしの通告がなされるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに上記のシステムに加入した場合、アクセスナンバーカードを常に携帯することになり、携帯する他のカードと混合しやすいうえ、携帯するカードの枚数が増え、しかも専用カードとなるためそのコストが掛かるなどの問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の点に鑑み、プリペイドカードの適所に必要によりスクラッチ加工された国際電話アクセスナンバーと、通常印刷によるカードナンバーとを表示する表示欄を設け、1枚のカードによりアクセスナンバーカードとプリペイドカードとに共用し得るようにしたことにある。このプリペイドカードとしては、通常の磁気カードのほかICカードが対象となる。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0007】
図1は磁気によるテレホンカードの場合を例示する表面図で、その表面1には宣伝用の絵柄2や文字等が印刷により表示され、裏面3には磁気による情報記録部が形成されている。なお4は挿入方向指示用の切欠である。
【0008】
上記表面1の下方の領域には、国際電話アクセスナンバー5をスクラッチ加工を加えて表示する表示欄6と、契約者個有のカードナンバー7を通常の印刷により表示する表示欄8が横並び状に設けられている。
【0009】
中継会社に対し料金先払い(自動販売形式でも可)によりカードを購入すると、その料金に見合った度数を有するテレホンカードを入手する。これと共に表示欄6のスクラッチ加工部分をコイン等を用いて擦って剥離させれば国際電話アクセスナンバー5が現われる。
【0010】
国際電話を掛けるときは、上記アクセスナンバー5を電話機に入力し、中継会社から応答があったのちカードナンバー7を入力し、次いで相手方の電話番号を入力することにより中継会社を経由して通話ができる。
【0011】
通話時間は中継会社でカウントされ、契約者のプリペイドカードから減額されて記録される。残金が1分間の通話料以内に至ると中継会社からの通告が入り、対応することができる。
【0012】
なお本考案は磁気カードに限らずICカード等であってもよく、プリペイドカード全般に適用することができ、また国際電話アクセスナンバー5,カードナンバー7の表示欄6,8の位置は図示の例に限らず、情報記録部に支障を与えない位置であれば任意に選定することができる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、プリペイドカードの表面に国際電話アクセスナンバーおよびカードナンバーの表示欄を設けてあるので、別途アクセスナンバーカードを用意して携帯する必要がなく、他のカードと混同を起こしたり誤用を生じることが防がれ、かつ携帯カードの枚数を減らし、コストの低減にも寄与するなどの効果を有する。
- 【登録番号】第3047812号
【登録日】平成10年(1998)2月4日
【発行日】平成10年(1998)4月28日
【考案の名称】国際電話アクセスナンバー付きプリペイドカード
- 【出願番号】実願平9−8916
【出願日】平成9年(1997)10月7日
【出願人】
【識別番号】596026556
【氏名又は名称】有限会社プリントワン
- 【代理人】
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 一雄 (外3名)
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