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車両の充電装置付パーキングメータ
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- 【要約】
【目的】 従来のパーキングメータ内に、バッテリーの充電装置を内蔵するとともに、車両に設置されているバッテリー充電用コードの先端部に設けた差し込みプラグが差し込まれる電源コンセントを設けておき、車両の駐車中に必要に応じて設定時間内のバッテリー充電を可能にした車両の充電装置付パーキングメータを提供することを目的としている。
【構成】 車両の駐車を可能にした道路側方の所定位置に設置されたパーキングメータであって、上記パーキングメータ内に内蔵されたバッテリー充電装置と、上記バッテリー充電装置に接続されているコード先端部の電源コンセントと、上記バッテリー充電装置の作動時間を制御するタイマーと、上記タイマーを作動させるコイン投入口とにより構成され、上記コイン投入口および電源コンセントをバーキングメータの所定位置に設置し、上記電源コンセントは、バッテリー容量の12ボルト、24ボルトなどに対応して複数個設けるとともに、上記複数個の電源コンセントを切り換える切換スイッチを設置した構成になっている。
- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 車両の駐車を可能にした道路側方の所定位置に設置されたパーキングメータであって、上記パーキングメータ内に内蔵されたバッテリー充電装置と、上記バッテリー充電装置に接続されているコード先端部の電源コンセントと、上記バッテリー充電装置の作動時間を制御するタイマーと、上記タイマーを作動させるコイン投入口とにより構成され、上記コイン投入口および電源コンセントをパーキングメータの所定位置に設置したことを特徴とする車両の充電装置付パーキングメータ。
【請求項2】 前記電源コンセントは、バッテリー容量の12ボルト、24ボルトなどに対応して複数個設けるとともに、上記複数個の電源コンセントを切り換える切換スイッチを設置したことを特徴とする請求項1記載の車両の充電装置付パーキングメータ。
【請求項3】 前記車両の充電装置付パーキングメータで充電装置を利用できる車両は、車両に搭載されたバッテリーに電源ブラグを設置した充電コードを接続し、上記充電コードを車両の所定位置に設けた開閉蓋付収納部に収納したことを特徴とする請求項1記載の車両の充電装置付パーキングメータ。
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- 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の充電装置付パーキングメータに関し、さらに詳しくは、路上駐車可能な場所に設置されているパーキングメータに、車両搭載のバッテリー充電を可能にした電源コンセントを設けておき、車両の駐車中に必要に応じて設定した時間内で車両搭載のバッテリーに充電を可能にした車両の充電装置付パーキングメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、路上駐車可能な場所に設置されているパーキングメータは、所定の時間内で車両駐車を可能にしたもので、駐車料金を料金投入口から投入することにより、あらかじめ設定された時間内で駐車して置くことができる。これらのパーキングメータは、他の車両走行を妨げることのないように、道路の側方に駐車スペースを確保するとともに、車両の駐車スペースに対応した所定の場所に設置されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のパーキングメータは、あらかじめ設定されている時間内で駐車料金を前払いすることにより車両の駐車を可能にしたものであり、それ以外の機能を有するものではない。したがって、パーキングメータが設置されている所定の場所に車両を駐車させ、短時間で用件を済ませた場合などには、駐車料金がもったいなく思われることがあり、利用者に不人気であるだけでなく、短時間ならということでパーキングメータに駐車料金を投入せず不正に駐車しておくことが多いなどの課題があった。
【0004】
また、車両搭載のバッテリーは、寒冷地はもちろん冬期には容量が低下しており、しかも夏期にはエアコンの使用頻度が高く、バッテリーの容量低下を招くことが多く、簡単で急速に充電できる設備や装置などの設置が要望されていた。
【0005】
本考案は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、従来のパーキングメータ内に、バッテリーの充電装置を内蔵するとともに、車両に設置されているバッテリー充電用コードの先端部に設けた差し込みプラグが差し込まれる電源コンセントを設けておき、車両の駐車中に必要に応じて設定時間内のバッテリー充電を可能にした車両の充電装置付パーキングメータを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案による車両の充電装置付パーキングメータは、車両の駐車を可能にした道路側方の所定位置に設置されたパーキングメータであって、上記パーキングメータ内に内蔵されたバッテリー充電装置と、上記バッテリー充電装置に接続されているコード先端部の電源コンセントと、上記バッテリー充電装置の作動時間を制御するタイマーと、上記タイマーを作動させるコイン投入口とにより構成され、上記コイン投入口および電源コンセントをパーキングメータの所定位置に設置し、上記電源コンセントは、バッテリー容量の12ボルト、24ボルトなどに対応して複数個設けるとともに、上記複数個の電源コンセントを切り換える切換スイッチを設置した構成になっている。
【0007】
【作用】
このような構成にもとづいて、本考案による車両の充電装置付パーキングメータでは、パーキングメータ内にバッテリー充電装置が内蔵され、車両のバッテリーに充電できる充電用の電源コンセントが設置されている。このため、車両を駐車させる場合、駐車料金をパーキングメータの料金投入口に投入するとともに、必要に応じて車両に設置されている充電用コードの差し込みプラグをパーキングメータの電源コンセントに差し込み、充電料金を料金投入口に投入することにより、設定された時間内で駐車中の車両にバッテリー充電をすることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案による実施例を添付した図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1は本考案による車両の充電装置付パーキングメータの全体構造を説明する斜視図、図2は車両のバッテリーに接続されている充電用コードの収納部を示す説明図、図3は駐車中のバッテリー充電状態を示す説明図である。
【0010】
図において、1は充電装置付パーキングメータであり、この充電装置付パーキングメータ1はベース2の上に取り付けた支柱3とヘッド部4とからなり、支柱3の車道側に面した所定位置には図示しないセンサーが設けられており、センサーにより所定位置に駐車した車両を感知することができる。
【0011】
またヘッド部4には、従来のパーキングメータと同様に駐車料金を投入するコイン投入口6および駐車時間を赤色光などで表示する表示部5が設けられている。なお、上記パーキングメータのコイン投入口6や表示部5は、パーキングメータの形状により任意の適正な位置に設けられている。
【0012】
上記充電装置付パーキングメータ1のベース2および支柱3の内部には、図示しないが外電と接続された充電装置、リレー、タイマーおよび各種制御装置などが内蔵されており、充電装置に接続された電源コードを介して電源コンセント9および10が支柱3の所定位置に設けられている。
【0013】
上記電源コンセント9および10は、バッテリーの容量が12Vまたは24Vに対応して使い分けできるように設けられたものであって、支柱3の所定位置には、車両の駐車時間に応じた充電料金を投入するコイン投入口7とバッテリー容量に対応した電源コンセント9または10を切り換える切換スイッチ8が設けられている。
【0014】
なお、上記コイン投入口7、切換スイッチ8、電源コンセント9および10の設置位置は、パーキングメータの形状によっても異なるが、図3に示すように利用者にわかり易い使用説明書とともに適正な位置に取り付けられている。
【0015】
一方、車両の充電装置付パーキングメータは、通常の車両が使用できることはいうまでもないが、図2および図4に示すように、本考案による車両20は、車両搭載のバッテリーに充電用コード22が接続されており、この充電用コード22の先端部に差し込みプラグ23が取り付けられている。そして、上記充電用コード22は、車両20の前部または後部、あるいは側面に形成された収納部に収納されており、収納部には開閉蓋21が取り付けられている。なお、上記した収納部の開閉蓋21が開いている状態では車両20のエンジンが起動しないような安全装置が設けられている。
【0016】
上述したように構成された車両の充電装置付パーキングメータでは、通常の車両が駐車した場合、駐車料金をコイン投入口6に規定の料金を投入することにより、あらかじめ設定されている駐車時間内で駐車しておくことができる。また、車両に充電用コード22が設置されている車両20でも、駐車のみならば通常の車輛と同様に駐車可能であるが、駐車中に充電を希望する場合には、規定の駐車料金をコイン投入口6に投入するとともに、車両20の所定位置に設けられている開閉蓋21を開き、充電用コード22を引き出し、充電用コード22の先端部に設けられた差し込みプラグ23を、バッテリー容量に対応した電源コンセント9または10に差し込み、切換スイッチ8を設定した後にコイン投入口7より規定の充電料金を投入する。
【0017】
上記操作を行うことにより、駐車中の車両20に搭載されたバッテリーには、あらかじめ設定された駐車時間内で充電が行われており、所定の時間が経過すると自動的に電源が断たれる。したがって、車両を移動する際には、充電用コード22を引き抜いて所定の収納部に収納しなければ車両20のエンジンが起動しないので、誤って充電コード22をパーキングメータに接続したまま移動することができないので安全である。
【0018】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案による車両の充電装置付パーキングメータでは、車両のパーキングメータ内にバッテリー充電装置が内蔵され、車両のバッテリーに充電できる充電用の電源コンセントが設置されているため、車両を駐車させる場合、駐車料金をパーキングメータの料金投入口に投入するとともに、必要に応じて車両に設置されている充電用コードの差し込みプラグをパーキングメータの電源コンセントに差し込み、充電料金を料金投入口に投入することにより、設定された時間内で駐車中の車両に搭載されているバッテリーに充電をすることができる。したがって、車両搭載のバッテリー容量が低下している寒冷期や冬期、あるいはエアコンの使用頻度の高い夏期には、駐車中に簡単で急速に充電できるなどの効果を奏する。
- 【登録番号】第3054540号
【登録日】平成10年(1998)9月24日
【発行日】平成10年(1998)12月8日
【考案の名称】車両の充電装置付パーキングメータ
- 【出願番号】実願平10−2292
【出願日】平成10年(1998)3月6日
【出願人】
【識別番号】395018893
【氏名又は名称】
【識別番号】598047524
【氏名又は名称】
【識別番号】591193163
【氏名又は名称】
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