スポンサード リンク
電源プラグ
スポンサード リンク
- 【要約】
【課題】コンセントに差し込んだ後、簡単に脱落せず、引き抜く時には簡単にコンセントから引き抜くことができる電源プラグを提供する。
【解決手段】受けブロック121が設けられる収容室が形成されると共に、相対する両側に夫々、該収容室に連通するコード導入口102と開口が形成されるケース本体と、一端が前記収容室内に位置するように該開口に設置されるスライド部材20と、前記ケース本体における収容室の両側に設置される2つの端子40と、揺動可能に前記ケース本体に設置され、一端が前記2つの端子の間に位置する2つの栓刃50と、前記2つの栓刃の間に位置すると共に、受けブロックとスライド部材における防止片21との間に位置するように外周壁部が防止片に固定される円筒状の弾性部材30と、前記収容室の両側にそれぞれ設置されると共に、夫々が栓刃に当接し、該栓刃の収容室内における一端を弾性部材へ向って付勢する2つの復位弾性プレート60とを備えることを特徴とする。

- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
組み合わされることにより、受けブロック(121)が設けられる収容室(101)を形成する上部ケース(11)と下部ケース(12)を有すると共に、相対する両側に夫々、該収容室(101)に連通するコード導入口(102)と開口(103)が形成されるケース本体(10)と、
一端に前記開口(103)を通過不能な防止片(21)が設けられ、該端が前記収容室(101)内に位置するように該開口(103)に設置されるスライド部材(20)と、
前記ケース本体(10)における収容室(101)の両側に設置される2つの端子(40)と、
揺動可能に前記ケース本体(10)に設置され、一端が該ケース本体(10)の収容室(101)内における前記2つの端子(40)の間に位置する2つの栓刃(50)と、
前記2つの栓刃(50)の間に位置すると共に、受けブロック(121)とスライド部材(20)における防止片(21)との間に位置するように外周壁部が防止片(21)に固定される円筒状の弾性部材(30)と、
前記ケース本体(10)における収容室(101)の両側にそれぞれ設置されると共に、夫々が栓刃(50)に当接し、該栓刃(50)の収容室(101)内における一端を弾性部材(30)へ向って付勢する2つの復位弾性プレート(60)とを備えることを特徴とする電源プラグ。
【請求項2】
前記ケース本体(10)における、開口(103)の両側に夫々栓刃溝(104)が形成され、
前記2つの栓刃(50)は夫々、対応する栓刃溝(104)に設置されると共に、該各栓刃(50)にはそれぞれ、栓刃溝(104)の縁に係合する少なくとも1つの位置決め溝(51)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の電源プラグ。
【請求項3】
前記収容室(101)内に2つのネジ座(122)が設けられると共に、該各ネジ座(122)にネジ(123)が螺合され、
前記2つの端子(40)は夫々、前記ネジ(123)によってネジ座(122)に固定される固定プレート(42)と、該固定プレート(42)に連結する接触プレート(41)とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電源プラグ。
【請求項4】
前記ケース本体(10)における上部ケース(11)に係合穴(111)が形成され、
前記スライド部材(20)の、収容室(101)内に位置する一端から係合プレート(22)が延設されると共に、該スライド部材(20)の、収容室(101)外に位置する他端から、上部ケース(11)の外側に位置する解除プレート(23)が延設され、該係合プレート(22)には、スライド部材(20)を収容室(101)内に移動させた時、上部ケース(11)における係合穴(111)に係合可能な係合ブロック(221)が設けられ、該解除プレート(23)には、係合ブロック(221)が係合穴(111)に係合された時、係合穴(111)の上方に位置する押圧ブロック(231)が設けられることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電源プラグ。
スポンサード リンク
- 【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、特に電気機器のコードの端部に設けられる電源プラグに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電源プラグは通常、コンセントに差し込んだ時、電源プラグの栓刃がコンセント内の刃受けばねにより挟持されるので、電源コンセントから脱落しないが、新しいコンセントの場合には、刃受けばねの挟持力が強く、電源プラグを抜く時にかなりの力が必要となるので、力の弱い人には大変であった。一方、古いコンセントの場合には、刃受けばねの挟持力が弱くなっていることから、プラグが何かに接触したり、引っかかったりすると、コンセントから簡単に抜けてしまうことがあった。
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の電源プラグの欠点に鑑み、ボルトにより電源プラグをコンセントに固定させる手段と、コンセントに設けられる、電源プラグの引き抜きを補助する手段が考案されたが、それらは共に、電源プラグを引き抜く時に、ボルトを緩めるのに時間がかかってしまうという欠点や、コンセントが古くなって刃受けばねの挟持力が弱くなっている場合には、当然のことながら、電源プラグの引き抜きが容易になるので、補助機構が無用なものとなってしまうという欠点があった。
【0004】
そこで、案出されたのが本考案であって、コンセントに差し込んだ後、簡単に脱落しなく、引き抜く時も簡単にコンセントから引き抜ける電源プラグを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の請求項1の考案は、組み合わされることにより、受けブロック(121)が設けられる収容室(101)を形成する上部ケース(11)と下部ケース(12)を有すると共に、相対する両側に夫々、該収容室(101)に連通するコード導入口(102)と開口(103)が形成されるケース本体(10)と、
一端に前記開口(103)を通過不能な防止片(21)が設けられ、該端が前記収容室(101)内に位置するように該開口(103)に設置されるスライド部材(20)と、
前記ケース本体(10)における収容室(101)の両側に設置される2つの端子(40)と、
揺動可能に前記ケース本体(10)に設置され、一端が該ケース本体(10)の収容室(101)内における前記2つの端子(40)の間に位置する2つの栓刃(50)と、
前記2つの栓刃(50)の間に位置すると共に、受けブロック(121)とスライド部材(20)における防止片(21)との間に位置するように外周壁部が防止片(21)に固定される円筒状の弾性部材(30)と、
前記ケース本体(10)における収容室(101)の両側にそれぞれ設置されると共に、夫々が栓刃(50)に当接し、該栓刃(50)の収容室(101)内における一端を弾性部材(30)へ向って付勢する2つの復位弾性プレート(60)とを備えることを特徴とする電源プラグ、を提供する。
【0006】
本願の請求項2の考案は、前記ケース本体(10)における、開口(103)の両側に夫々栓刃溝(104)が形成され、
前記2つの栓刃(50)は夫々、対応する栓刃溝(104)に設置されると共に、該各栓刃(50)にはそれぞれ、栓刃溝(104)の縁に係合する少なくとも1つの位置決め溝(51)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の電源プラグ、を提供する。
【0007】
本願の請求項3の考案は、前記収容室(101)内に2つのネジ座(122)が設けられると共に、該各ネジ座(122)にネジ(123)が螺合され、
前記2つの端子(40)は夫々、前記ネジ(123)によってネジ座(122)に固定される固定プレート(42)と、該固定プレート(42)に連結する接触プレート(41)とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電源プラグ、を提供する。
【0008】
本願の請求項4の考案は、前記ケース本体(10)における上部ケース(11)に係合穴(111)が形成され、
前記スライド部材(20)の、収容室(101)内に位置する一端から係合プレート(22)が延設されると共に、該スライド部材(20)の、収容室(101)外に位置する他端から、上部ケース(11)の外側に位置する解除プレート(23)が延設され、該係合プレート(22)には、スライド部材(20)を収容室(101)内に移動させた時、上部ケース(11)における係合穴(111)に係合可能な係合ブロック(221)が設けられ、該解除プレート(23)には、係合ブロック(221)が係合穴(111)に係合された時、係合穴(111)の上方に位置する押圧ブロック(231)が設けられることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電源プラグ、を提供する。
【考案の効果】
【0009】
本考案は上記の課題を解決するものであり、コンセントに差し込むと、弾性部材が、受けブロックと、コンセントに当接してケース本体の収容室内に押入されるスライド部材とにより挟持されて両側壁部が突出するので、2つの栓刃における収容室内の一端が夫々、該突出した両側壁部に押されて端子に接触する。一方、2つの栓刃における収容室外の一端は、互いに内側方向へ移動してコンセントを挟持するので、刃受けばねの挟持力が弱くなっても、電源プラグがコンセントから脱落することはない。また、コンセントから電源プラグを抜く時は、弾性部材が元の形状に回復するための付勢力が受けブロックに加わり、ケース本体のコンセントからの離脱を補助するので、力の弱い人でも容易に電源プラグをコンセントから引き抜くことができる。
- 【登録番号】実用新案登録第3159035号(U3159035)
【登録日】平成22年4月7日(2010.4.7)
【発行日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【考案の名称】電源プラグ
- 【出願番号】実願2010−677(U2010−677)
【出願日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】
【識別番号】502409835
【氏名又は名称】
- 【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
- ★当サイトのどのページも全てリンクフリーです、自由にお使いください
※以下のタグをホームページ中に張り付けると便利です。
-
当サイトではIPDL(特許電子図書館)の公報のデータを著作権法32条1項に基づき公表された著作物として引用しております、
収集に関しては慎重に行っておりますが、もし掲載内容に関し異議がございましたらお問い合わせください、速やかに情報を削除させていただきます。