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電気コネクタ
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- 【要約】
【課題】信号伝送品質が改善できる電気コネクタを提供する。
【解決手段】絶縁ハウジングと、複数の導電端子2とを含み、前記複数の導電端子は、第一接地端子と第一ペアの差動信号端子211とを含み、前記第一ペアの差動信号端子は、第一信号端子2111と、前記第一信号端子と第一接地端子213との間に配置される第二信号端子2112とを構成され、前記第一接地端子と第一ペアの差動信号端子との連接部は一列に並設され、前記第一接地端子と第一ペアの差動信号端子との半田部は、一列に並設され、前記第一信号端子と第二信号端子の連接部の幅は、第一接地端子の連接部の幅より小さく、前記第二信号端子の連接部と第一接地端子の連接部との間に第一距離D1が間隔され、前記第二信号端子の半田部と第一接地端子の半田部との間に第二距離D2が間隔され、前記第一距離は前記第二距離より小さくなる。

- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
相手コネクタが挿入される挿入空間を有する絶縁ハウジングと、
前記絶縁ハウジングに装着される複数の導電端子と、
を含む電気コネクタにおいて、
各導電端子は、前記挿入空間に突出する接触部と、前記絶縁ハウジングから突出する半田部と、前記接触部と半田部とを連接する連接部とをそれぞれ備え、
前記複数の導電端子は、第一接地端子と第一ペアの差動信号端子とを含み、
前記第一ペアの差動信号端子は、第一信号端子と、前記第一信号端子と第一接地端子との間に配置される第二信号端子とを構成し、
前記第一接地端子と第一ペアの差動信号端子との連接部は一列に並設され、前記第一接地端子と第一ペアの差動信号端子との半田部は、一列に並設され、
前記第一信号端子と第二信号端子の連接部の幅は、第一接地端子の連接部の幅より小さく、
前記第二信号端子の連接部と第一接地端子の連接部との間隔を第一距離とし、前記第二信号端子の半田部と第一接地端子の半田部との間隔を第二距離とし、前記第一距離は前記第二距離より小さいことを特徴とする電気コネクタ。
【請求項2】
前記第一ペアの各差動信号端子の連接部の間の距離は、第一ペアの各差動信号端子の半田部の間の距離より小さいことを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項3】
前記第一ペアの各差動信号端子の半田部の間の距離は、前記第一接地端子と第二信号端子との半田部の間の距離より小さいことを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項4】
前記第一接地端子の半田部は、前記第一接地端子の連接部の中部から下向きに延出し、第一接地端子の半田部の幅が前記第一接地端子の連接部の幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項5】
前記複数の導電端子は、第二ペアの差動信号端子を含み、第二ペアの差動信号端子は、第三信号端子と第四信号端子とを含み、前記第一接地端子が前記第二信号端子と第三信号端子との間に配置され、前記第一ペアの差動信号端子と第二ペアの差動信号端子とは、第一接地端子を中心として対称に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項6】
前記第一ペアの差動信号端子と第二ペアの差動信号端子との半田部は、対応した連接部の一側縁から延出するように配置され、
各ペアの差動信号端子の半田部の間の距離は、対応した連接部の間の距離より大きいことを特徴とする請求項5に記載の電気コネクタ。
【請求項7】
前記複数の導電端子は、第一端子組と第二端子組とを含み、前記第一端子組は、第一接地端子と、第一ペアの差動信号端子と、第二ペアの差動信号端子とを含み、前記第二端子組は、第二接地端子と、第三ペアの差動信号端子と、パワー端子とを含み、
前記第一端子組と第二端子組とはUSB3.0規格標準に適合し、第二端子組はUSB2.0規格標準に適合していることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項8】
前記挿入空間は、第一挿入空間と、前記第一挿入空間と連通して第一挿入空間より大きい第二挿入空間とを含み、前記絶縁ハウジングは前記第一挿入空間と第二挿入空間とにそれぞれ突出する第一舌片と第二舌片とが設けられ、前記第一舌片と第二舌片とは平行に配置され、第一舌片の厚さは第二舌片の厚さより薄く、前記第一端子組は前記第一舌片の第二舌片と対向する表面に配置され、前記第二端子組は前記第二舌片の上下表面にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項7に記載の電気コネクタ。
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- 【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、電気コネクタに関し、特に、相手コネクタと回路基板上の回路とを導電接続するための電気コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術の電気コネクタは、特許文献1に示されるように、絶縁ハウジングと、前記絶縁ハウジングに装着された複数の導電端子と、全体を囲むシールドシェルとを含み、前記絶縁ハウジングと前記シールドシェルとによって、相手コネクタを挿入する挿入空間が形成される。絶縁本体は、基部と基部から前記挿入空間へ突出する舌片とを含み、前記複数の導電端子は、ペアの差動信号端子と接地端子とを含み、各導電端子は舌片に露出する接触部と、前記絶縁本体に延出して回路基板に接続する半田部とを含み、電気コネクタが回路基板に実装されることによって、各半田部が回路基板の導電パッドに電気的に接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国実用新案公告第201097426Y号明細書
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電気コネクタの小型化の発展に従って、電気コネクタの体積が小型になり、導電端子同士の間隔が小さくなった。また、電気コネクタの高速伝送に従って、導電端子同士の間にクロストークを生じ易くなり、従来の電気コネクタにおいては複数の導電端子半田部同士の間の距離が同じなので、クロストークを低減することができず、信号伝送の品質に影響を及ぼす問題があった。そこで新な電気コネクタを開発することが必要である。
【0005】
本考案は上記問題点を解消するためになされたものであり、信号伝送品質を改善する電気コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本考案は、
相手コネクタが挿入される挿入空間を有する絶縁ハウジングと、
前記絶縁ハウジングに装着される複数の導電端子と、
を含む電気コネクタにおいて、
各導電端子は、前記挿入空間に突出する接触部と、前記絶縁ハウジングに突出する半田部と、前記接触部と半田部とを連接する連接部とをそれぞれ備え、
前記複数の導電端子は、第一接地端子と第一ペアの差動信号端子とを含み、
前記第一ペアの差動信号端子は、第一信号端子と、前記第一信号端子と第一接地端子との間に配置される第二信号端子とを構成され、
前記第一接地端子と第一ペアの差動信号端子との連接部は一列に並設され、前記第一接地端子と第一ペアの差動信号端子との半田部は、一列に並設され、
前記第一信号端子と第二信号端子の連接部の幅は、第一接地端子の連接部の幅より小さく、
前記第二信号端子の連接部と第一接地端子の連接部との間に第一距離が間隔され、前記第二信号端子の半田部と第一接地端子の半田部との間に第二距離が間隔され、前記第一距離は前記第二距離より小さくなることを特徴とする電気コネクタである。
【考案の効果】
【0007】
本考案の電気コネクタは、前記第二信号端子の連接部と第一接地端子の連接部との間の第一距離は、前記第二信号端子の半田部と第一接地端子の半田部との間の第二距離よりちいさいので、差動信号端子と接地端子との間の間隔が増加することにより、導電端子の間のクロストークを低減することに有利になり、信号伝送品質が改善できる。
- 【登録番号】実用新案登録第3159816号(U3159816)
【登録日】平成22年5月12日(2010.5.12)
【発行日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【考案の名称】電気コネクタ
- 【出願番号】実願2010−1697(U2010−1697)
【出願日】平成22年3月16日(2010.3.16)
【出願人】
【識別番号】500080546
【氏名又は名称】鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司
- 【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
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