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同軸ケーブルコネクタの改良構造
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- 【要約】
【課題】同軸ケーブルとコネクタとの結合の緊密度を高めた動軸ケーブル用のコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタヘッド100と前記コネクタヘッドに結合するスリーブ部材とを含む。前記スリーブ部材は、軸管210と、スリーブ220と、金属スリーブ230とを備え、前記軸管が前記スリーブ内に差し込まれ、前記スリーブの他端に係止部221、クッション部222および受容部223を順次に形成し、前記係止部と前記クッション部との接続箇所に段差部224を形成し、前記金属スリーブが前記係止部内221に差し込まれ、かつ前記金属スリーブ230の一端が前記段差部224に当接する。

- 【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
コネクタヘッドと、
一端が前記コネクタヘッドに結合し、軸管と、スリーブと、金属スリーブとを備え、前記軸管が前記スリーブ内に差し込まれ、前記スリーブの他端に係止部、クッション部および受容部が順次に形成され、前記係止部とクッション部との接続箇所に段差部が形成され、前記金属スリーブが前記係止部内に差し込まれ、かつ前記金属スリーブの一端が前記段差部に当接されたように構成されたスリーブ部材とを含み、
同軸ケーブルをスリーブ部材の後側から挿入した後に、同軸ケーブルの先端の絶縁層を軸管の先端に合致させ、工具でスリーブ部材に圧力を与えて、前記金属スリーブを前方向に向かって前記段差部に押し付けて、前記係止部を前記スリーブから断裂して分離させて、さらに、クッション部の頂面に沿って持続して前向きに押しながら、同軸ケーブルとコネクタとの結合の緊密度を高めるように前記金属スリーブの規制によってクッション部を下向きに押さえ付けたことを特徴とする同軸ケーブルコネクタの改良構造。
【請求項2】
前記コネクタヘッドは、F型コネクタヘッド、BNCコネクタヘッド、RCAコネクタヘッドおよびIECコネクタヘッドのうちの何れか一つであることを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタの改良構造。
【請求項3】
前記コネクタヘッドに第1凹溝が設けられ、前記スリーブの一端に第2凹溝が設けられ、前記第2凹溝が前記第1凹溝と互いに対応し、前記第1凹溝と前記第2凹溝との間にリング状ワッシャが係合されたことを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタの改良構造。
【請求項4】
前記クッション部は、傾斜面のあるガイド溝であり、前記クッション部が前記受容部と前記係止部との間に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタの改良構造。
【請求項5】
前記受容部は凹溝であることを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタの改良構造。
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- 【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、同軸ケーブルの結合緊密度を高めることが可能な同軸ケーブルコネクタの改良構造に係り、特に、信号伝送機能のあるケーブル、例えば、同軸ケーブルまたは類似構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、有線テレビ(CATV)システムや、共同アンテナーテレビシステムは、基幹回線で分配器に接続して、さらに、分配器から支線に出力してユーザ端末に接続され、テレビシステムから伝送された信号を受信する仕組みになっている。該基幹回線は、同軸ケーブルの端末に同軸コネクタが結合され、該同軸コネクタにより分配器に配置されていた。
【0003】
従来の同軸コネクタは、図6に示すように、F型同軸ケーブルコネクタであって、挟持用スリーブA1と、スリーブA1内に同軸配置された柱形部材Bと、O形リングCと、柱形部材Bの回りに配置されたナットDとを備えるコネクタ本体Aを含む。同軸ケーブル80の自由端をコネクタ本体Aの端末A2に挿入して、絶縁体82と中芯導体81とを柱形部材B内に位置させ、編組線83およびシース84を柱形部材Bの外部と挟持用スリーブA1との間に配置し、押え器具で挟持用スリーブA1に圧力を与えて、同軸ケーブル80のシース84とシール結合させる。
【0004】
しかし、このようなコネクタが同軸ケーブルに結合されたときに、押え器具で挟持用スリーブA1と同軸ケーブルとを挟んで緊密に結合させる必要があるが、押え器具の使用で、スリーブA1と同軸ケーブル80との間の密接度をよく確認しなければならなく、与えた圧力がほんの少し足りないと、結合の不緊密になるといった欠点に繋がる。
【0005】
本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、同軸ケーブルとコネクタの密接結合および操作便利性を両立できる同軸ケーブルコネクタの改良構造を提供するものである
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0006】
本考案の主な目的は、部品が少なく、操作便利、結合緊密度を達成できる同軸ケーブルコネクタの改良構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するためには、本考案による同軸ケーブルコネクタの改良構造は、コネクタヘッドと前記コネクタヘッドに結合するスリーブ部材とを含む。前記スリーブ部材は、軸管と、スリーブと、金属スリーブとを備え、前記軸管が前記スリーブ内に差し込まれ、前記スリーブの他端に係止部、クッション部および受容部が順次に形成され、前記係止部と前記クッション部との接続箇所に段差部が形成され、前記金属スリーブが前記係止部内に差し込まれ、かつ前記金属スリーブの一端が前記段差部に当接されることによって、同軸ケーブルをスリーブ部材の後側から挿入した後に、同軸ケーブルの先端の絶縁層を軸管の縁端に合致させ、工具でスリーブ部材に圧力を与えて、金属スリーブを前方向に向かって前記段差部に押し付けて、前記係止部を前記スリーブから断裂して分離させて、さらに、クッション部の頂面に沿って持続して前向きに押しながら前記金属スリーブの規制によってクッション部を下向きに押し付けさせて、同軸ケーブルとコネクタとの結合の緊密度を高める。
【考案の効果】
【0008】
本考案による同軸ケーブルコネクタの改良構造は以下の利点を備える。
(1)簡単な構成部材で、結合操作が非常に便利になり、スリーブ部材と同軸ケーブルと結合する時に、密接に結合することができる。
(2)スリーブのクッション部および受容部の特別な設計によって、係止部を断裂、押えする時に、変形による力を分散して操作が便利である。
(3)スリーブの段差部の特別な設計によって、物理上の力学原理の運用に合わせて、スリーブの係止部の断裂が制御され易くなり、所期の目的を達できて、実施が容易である。
- 【登録番号】実用新案登録第3159878号(U3159878)
【登録日】平成22年5月12日(2010.5.12)
【発行日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【考案の名称】同軸ケーブルコネクタの改良構造
- 【出願番号】実願2010−1847(U2010−1847)
【出願日】平成22年3月23日(2010.3.23)
【出願人】
【識別番号】505278137
【氏名又は名称】光紅建聖股▲分▼有限公司
- 【代理人】
【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生
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